(この記事ははてなダイアリーにて書いたものを一部修正したものです)
はてなダイアリー(1/9付)で薬についての素朴な疑問を募集したところ、たくさんのコメントを頂きました。ありがとうございます。ありがとうございます。おかげさまで無事にコラムは脱稿しております。
そのとき頂いたコメントに「回答しますよー」と言いながら、ほうりだしておいたのですが(←失礼な話)、そろそろ回答編に移ります。
あ、そうそう、最初にお断りしておきますが、私は薬剤師ではありません。なので、服薬指導とかそういうのはできませんです。ハイ。あくまで、医薬品開発のエキスパート(また言い切ってみた)としてのコメントです。あ、いや、まあ、薬剤師の国家試験は合格してるんですけど、薬剤師になるには合格しただけではダメでして、登録というものをしなきゃいけないんです。で、登録にかかる費用が3万円ほどかかりまして、その登録に行ってません。あ、いや、お金に困ってとかいう訳ではないんです。「いつでも登録できるからいいや」ということでずるずると…登録してないだけなんです。面倒くさいだけなんです。資金援助していただけるならいつでも頂きますが。
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なんだか貧乏くさい話になってきましたが全く本題とは関係ありませんので、とっとと回答に移りましょう。
# 匿名希望のange 『錠剤を呑むとき、カプセルを飲むとき、いつも大量の水で流し込むのですけれど、のどに引っかかります。錠剤の大きさって決まりがあるのでしょうか?もっと小さく出来ないのでしょうか?』
最初は、匿名希望のangeさんの薬の大きさに関する疑問です。
錠剤の大きさには決まりはありません。や、あるにはあるんですけど、専門過ぎるので、無いことにしておきます。
錠剤の大きさはどうやって決まるかというと…
基本的には重さによります。
…当たり前すぎますか。簡単すぎますか。そうですか。
もうちょっと説明しておきましょう。
例えば、バファリン330mg錠には、有効成分として、アスピリン(アセチルサリチル酸)が330mg、ダイアルミネート(アルミニウムグリシネートと炭酸マグネシウムの混ざったもの…胃荒れを防ぐ)が150mg含まれていて、残りの半分はやさしさ…あ、いや、ボケはいりませんな…添加物としてトウモロコシデンプンが入ってます。まあ、これらをあわせると重量が540mgほどになります。これを、圧縮成形して、錠剤にするわけです。そうするとあの大きさになります(直径11mm,厚さ5mmほど)。
一方、バファリン81mg錠(血栓ができるのを防ぐために使います)にはアセチルサリチル酸が81mg、ダイアルミネートが33mg含まれていて、その他にも添加物が色々と入ってますが、あわせて190mgほどの重量になります。で、こちらは直径8mm、厚さ4mmほどになります。
「81mg錠は330mg錠の4分の1じゃないの?」と思いませんでした?
錠剤は小さいと取り出したり、つまんだりしにくいですし、大きいと飲み込みにくいですよね。だから、普通に作ってしまうと小さすぎる大きさになってしまうモノは、わざわざ、ある程度の大きさにしてるんです。
逆に大きくなりすぎてしまうモノは形を楕円形にしてみたり(カプレットという)、1回分を2錠に分けたりして、作っています。
錠剤の大きさを小さくするのは薬の飲みやすさにつながるので、各製薬会社は色々と工夫してるんです。特に外国製のモノはサイズがガイジン向けに作られていたりするので、日本人には大きい場合があって、小型化することも多いようです。
ちなみに、カプセルには、標準的な大きさの規格があって、0号,1号,2号…というようになっています。番号が大きくなるほど、カプセルの大きさは小さくなっていきます(ややこしい)、大体は2~4号サイズのものが使われています。こちらも、内容量によって大きさが決まってきます。
うおー、簡単に説明するつもりが長くなってしまいました。残りの質問は次回以降に。
あ、ちなみに私はバファリンとは全く関係ありませんので。念のため。