「混合診療」の話でも書こうかなと思っていたところ、気になるニュースがあったのでそちらを優先することにします。
「イレッサ:
難治性肺がんの延命効果なし 大規模臨床試験で」(毎日新聞)
あわわわわ、危惧していたことが現実になってしまった。この医薬品「イレッサ」についてはよくわからない方もいると思うので、話の流れを簡単に説明することにします。
○イレッサ(一般名ゲフィニチブ)は肺がん(正確には非小細胞肺がん)治療の切り札として非常に期待されていた。詳しくは書かないけれどもほとんど治療の選択肢がなかったがんに対して「がん細胞を狙い撃ち」できるってこと。
○厚生労働省が世界に先駆けて、申請してからたった5ヶ月で承認。通常の医薬品は申請~承認の期間が1年半以上かかることを考えるときわめて早い。というか早すぎて「大丈夫?」という気になった。あ、あと「ウチの医薬品も早く審査してくれよな」とか思っていた。(←コレは個人的な感想です)
○発売後は副作用の間質性肺炎により死亡例が続発した。報告義務違反やら適正使用とかいろいろな問題も出てくる。なんていうか「あー、やっぱり?」という感じ。ここはツッコまないで。
○そして↑のニュース。
これはつまり、簡単に書くと肺がんの治療薬、イレッサを投与しても「長生きはしない」という結果。腫瘍は小さくなるようですが、腫瘍だけ小さくなっても意味ないんじゃあ……。この結果をうけて、厚生労働省や販売元の製薬会社がどのような対応をとるのか、しばらくイレッサの国内での取り扱いには要注目です。
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