磐田 2-1 大宮
(4月5日19:00キックオフ@ヤマハ)
Jリーグじゃありませんよ。ヤマザキナビスコカップですよ。磐田に行ってきましたよ。平日にアウェー、無職という名の自由業ならではですな(何かいろいろと違います)。
さすがにオレンジの人は少ないねえ。ゴール裏の熱い熱いアルディージャサポーターは30~40人。バックスタンドにはオレンジの人は…1,2,3,4…4人かな?(僕も含め)
楽勝で数えられました。あ、ゴール裏の皆さま、いつもお疲れ様です。
先発メンバーは…
GK:江角
DF:西村
DF:冨田
DF:奥野
DF:三上
MF:斉藤
MF:佐伯
MF:小林慶
MF:橋本
FW:吉原
FW:森田
さ、サテライトリーグですか?
いや違います。ターンオーバー制です。たぶん。5連戦ですから。
アルディージャはACLに出ているガンバとJ2に降格したヴェルディのとばっちりを受けた感じで過密日程になっています。これは観客動員数が少ないことへの嫌がらせですか? 勘ぐり過ぎですか? と愚痴をこぼしつつも、とばっちりを受けているのはジュビロもそうなので条件は五分ってことで納得して、準レギュラークラスがどれだけがんばるか楽しめるという風に考えることにします(根っからのポジティブ思考です)。
対するジュビロ磐田は4-2-3-1という例のアレな布陣。こちらも1トップにカレンロバートがいるものの、先発には名波、福西といった主力メンバーは出場せず。一軍半といった感じになっています。
ところで全然関係ないけれど、ジュビロ磐田の山本監督はオリンピック代表監督だった頃から戦術面やらなにやらで(かなり)ヘボいと思っているのだが、ジュビロファンはどう思っているの? 知りたいです。
…聞くまでもないか。
これはこの試合には関係ないのでさておいて、早速試合を。
前半はジュビロの出来が今ひとつ。ジュビロは前線からの積極的なプレスでボールを奪うのが最大の持ち味だと思うのだけど、それはあまり見られず、アルディージャがきっちりとパスをつなぎ組み立てて攻め込むのを低い位置で仕方なく守る感じ。
アルディージャの攻撃のリズムは良かった。
森田がヘディングでの競り合いでうまく潰れ役になっていて、さらに驚くことに運動量が途中出場の時の3倍くらいあっていいポストプレイぶり。さらに、もう一人のFWの吉原はいい飛び出しあり、タイミングよく引いてきてボールを受ける動きあり、と、さすがの動きを見せていい攻撃のリズムを作っていた。
ただ、どちらも最後にシュートが打てず、この辺りは改善される…といいなあ。
あ、そういえば、この試合に先発していた森田、吉原、さらに桜井、若林、マルティネスと(頭数だけは)充実したFW陣がいるのですが、あのグラウがここに加わるようです。どうなるのか期待と不安と不安と不安でいっぱいです(上手くいかないのが通例です)。
アルディージャの攻撃がまずまず満足だとしたら、守備はもっと満足。
しっかりしていた。
控えメンバー主体のこの試合でもパスコースを消しながら組織的に守っていた。アルディージャはだいたいどの選手も守備については共通理解を持てているようで、この点は非常に安心できます。
ただ、サイドの守備、特に左サイドの三上(と橋本)の守備ははっきり言って力不足でした。ちょっと不安。
ジュビロの左サイドの守備(主に服部)も悪い意味で厳しい感じでしたが。
ということで、この試合はお互いの右サイドでの攻撃が鍵を握ると予想していたら、アルディージャの右サイドから西村がドリブルで上がっていって、切り返して服部を振り切り、左足でセンタリング。服部は左足でセンタリングを上げるのを予測していなかったみたいで少しルーズになっていた。この西村のクロスはコントロールばっちりでした。はなまる。
これを森田がヘッドできっちりと合わせて、アルディージャ先制。
失点したにもかかわらず、ジュビロはいまひとつエンジンがかからず。
ボールを持っても効果的に攻め込めないで、最終ラインまでには攻撃の芽をつまれてしまっていた。
でもこれはFWのカレンロバートが悪いんじゃない。カレンロバートが前線で孤立して、MFとの距離が長すぎたせいです。
カレンロバートの1トップはマルティネスの1トップと同じくらい気の毒だ。と言えばわかってもらえるだろうか。
ただ、両サイドでボールを持ったときははジュビロの両サイドのMF(太田と船谷)とボランチの選手が攻撃にうまく絡んで数的優位を作り、押し込む機会が多くなっていた。
さっきも書いたけど、逆に言えば大宮アルディージャの両サイドのMFの守備があまり良くなかったということ。
右サイドでの小林慶の守備はカバーの点でちと不安。
かわされた時に次のポジションにスムーズに入れていない。小林慶くらいの選手になると意識の問題だと思うのだけど。ま、でも小林慶は点数でいったら50点くらい(100点満点で)。
もっと悪かったのは左サイドの橋本。
守備にはほとんど貢献できず。40点…で落第ってところか。(レギュラーの)藤本はアルディージャがボールを持っていない時は、カウンターの起点になるのが一番の役割で、守備という意味ではそこそこしか期待していないから、あれだけディフェンスできればいいんだろうけど、橋本はそこまで攻撃に期待できる選手じゃないからなあ。もっとボールにプレッシャーをかけに行かないといけない。藤本クラスの攻撃ができなかったら久永くらい一生懸命守らないと。
ま、そういうことでサイドは心配ではあったし、ピンチもあったけれども、アルディージャの守備としては全体として大きく崩されず、いい出来でした。
それでこれはいけるかも。とか考えていたけど甘かった。
ジュビロの左サイドからのクロスをファーサイドでフリーで折り返され、それを右サイドから真ん中に寄っていた太田が走りこんで同点ゴール。
橋本と三上のディフェンスでの位置取りの悪さやマークの甘さをうまく衝かれての失点。試合の流れとしてはアルディージャにとっていい展開だっただけにこの失点はもったいなかった。ジュビロがうまく攻撃したともいえるけれども。
ということで同点で前半終了。試合はどちらに転ぶかわからない感じ。
後半に入るとジュビロの選手の動きががぜん良くなった。ジュビロらしい前線でボールを追い掛け回す守備がはじまり、セカンドボールもことごとく拾われ、アルディージャは攻撃ではチャンスらしいチャンスを作れなくなる。
そんな中、コーナーキックからの流れで右サイドにいた橋本から森田へセンタリングがぴったりと上がる。マークもずれていて、完璧に抜け出した。
入った! と思ったが森田のヘディングは枠の上へ…森田…これは決めようよ…。
ここで小林慶にかえて小林大を投入。リズムが変わる…か。
変わらなかった。アルディージャの左サイドは相変わらず太田に好き放題荒らされて大苦戦。
が、ジュビロはサイド攻撃からだと中の人数が足りず、危ないシーンは何度かあったけど得点の気配があまりしない。4-5-1で中の選手の枚数は押し上げがしっかりしていなければ1枚しかいないんだから、もっとペナルティーエリアまでMFが入っていかないといけないんだけど、いまいち上がり足りない。サイドからの攻撃はあんまり怖くなかった。
サイドからだけなら耐えられそう。などと思っていたら、(たまたま)中央からの攻撃で、少し前にカレンロバートから代わった前田のポストから菊池へ折り返し、菊池のスルーパスに船谷が飛び出してゴール…逆転。左サイドでやられ過ぎて、真ん中の守備が少し甘くなっていたところをつかれた感じ。ツボにはまってしまった。ま、これもジュビロがうまく攻撃したともいえるけれども。
逆転されたところで橋本にかえて藤本。
さらに吉原にかえてマルティネス。リズムが変わる…か。
変わらなかった。
や、悪い試合展開じゃなくって、そこそこ試合はコントロールしてるんですよ。
でも、ビッグチャンスがこない。Jリーグだったらもうちょっと強引に点を取りにいくんだろうけど、なんというか、そこまでリスクを(三浦監督が)背負いたくないような印象だった。
そんな中でも藤本からのスルーパスで森田がうまく飛び出し、日本代表GK川口と1対1に。決めろ! と念じたのもむなしく、シュートは枠外……。
このまま試合終了。残念ながら長旅の結果は敗戦でした。
昨年のナビスコカップは予選リーグを勝ち抜けたけれども、今年はダメそうな気がします。運営面でもナビスコカップの権威づけをしっかりしないとダメなんじゃないかなあ。ACLへの出場権を与えるとか。
あ、でもこれは負け惜しみっぽく聞こえるな……。
ということで、いつものように採点。
江角:4.0
好セーブ1本。以上終了。荒谷と比べて飛び出しは早い。ま、これはGKとしてのスタイルの問題だけど。
西村:4.5
前半は対面の服部をやっつけて、ナイスアシストだったが、後半は守備に追われ消える。波戸よりも守備は安定。早くリーグ戦で暴れるところがみたい。
冨田:4.0
カレンをうまく潰していた。が、それだけ。
奥野:5.0
この試合は良かった。体を張った守備もパスカットもばっちり。
三上:2.0
今日の敗戦の責任者。太田にチンチンにやられる。
斉藤:4.0
守備には貢献もパスの出し手としてはやはりちょっと力不足。
佐伯:4.0
守備でのしつこさが足りない。斉藤がプレッシャーをかけた時のフォローがいま一つ。
小林慶:4.0
右サイドにいても突破しない(できない?)ので怖さがない。
橋本:3.5
攻撃面では合格。守備面では失格。差し引きで少し守備面でのマイナスが大きい。
吉原:4.0
コンビネーションはまだまだだがFWとしての引き出しの多さを感じさせる動き。もっとシュートに持っていく強引さを見たかった。
森田:4.0
動きは良く、前線でしっかり仕事はしていた。ゴールも決めたしね。でも、今日は2点目も取れたし、取らないといけない。
小林大:3.0
ボールに触れる機会がほとんどなかった。でもこれは本人のせいではない。
藤本:--
こちらもボールに触れる機会がほとんどなかった。そんな中でも決定機を作ったのはさすが。
マルティネス:--
段々と良くなっているのはわかる。もう少しチャンスが多ければ仕事ができるかも。