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	<title>くろいおとなどっとこむブログ &#187; くろいおとな的ニセ科学</title>
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	<description>色んな意味でリスタート</description>
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		<item>
		<title>このプラセンタがすごい（２）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/359</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/359#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 23 Feb 2005 14:00:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[残念ながら、その素晴らしさが安全性を乗り越えられなかったプラセンタですが、細々と一部の熱心な信者に信仰されて使われ、生き残っています。
前回に引き続き「プラセンタ療法」のすばらしさを熱く語ったページ（医療法人社団 豊田ク &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/359">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>残念ながら、<a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/378">その素晴らしさが安全性を乗り越えられなかったプラセンタ</a>ですが、細々と一部の熱心な信者に信仰されて使われ、生き残っています。</p>
<p>前回に引き続き<a href="http://www1.doc-net.or.jp/~toyota/placenta.html">「プラセンタ療法」のすばらしさを熱く語ったページ</a>（<a href="http://www1.doc-net.or.jp/~toyota/index.html">医療法人社団 豊田クリニック</a>）から内容をお借りしつつ、「プラセンタ療法」をご紹介したいと思います。<s>全文引用して説明しますので読まなくてもいいですが。</s></p>
<p>プラセンタを皮下に埋める方法は、一般的に使われなくなってしまいました。しかしながら、プラセンタの素晴らしさを世間に広めようと努力した結果、</p>
<blockquote><p>その後プラセンタの注射製剤が開発されました。現在プラセンタの注射を発売している会社は２社で、健康保険では一社のメルスモンが更年期障害、乳汁分泌不全、他の一社のラエンネックが肝機能障害の適応症で認められています。</p></blockquote>
<p>とうとう、ヒトの胎盤を精製したヒト胎盤抽出物として厚生労働省に医薬品として認められます。なお、<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0216-2.html">諸般の事情</a>により、しばらくの間、メルスモンは入手できません。</p>
<p>あれ？　あれだけ素晴らしい「プラセンタ」が、なぜか厚生労働省には「更年期障害」「乳汁分泌不全」「慢性肝疾患における肝機能の改善」のたった3つの効能・効果しか認められていません。もしかして…</p>
<p>それにはこんな深い理由がありました。</p>
<blockquote><p>プラセンタはいろいろな病気に効果があり、美肌効果もあるのですがこれらを全て適応症として申請すると、莫大な費用が必要であり、現在の販売量ではとうていこれ以上の適応症を申請する事が不可能なため現状ではこれだけしか保険で認められていません。</p></blockquote>
<p>インチキだからではありません。「さまざまな効果はあるが、申請する費用はない」ということなのです。</p>
<p>新たに治療の効果をはっきりと示すとなると最低でも数億円かかります。しかしながら、先ほどからプラセンタには「効果がある」「効果がある」と述べられているので、まさかそんなことはないでしょう。</p>
<p>治療の効果をはっきりと示す資料がすでにあれば、申請にかかる費用はどんなに多く見積もっても3000万円程度で済みます。よもや治療の効果がはっきりと示せないということは無いでしょうから、よほどの資金不足に苦しんでいるのだと思います。</p>
<p>あ、ところで、「現在の販売量では申請が不可能」とのことですが、新しく開発される医薬品は「現在の販売量」はまったくのゼロです。それでも申請します。不思議ですね。</p>
<p>さ、さて、そんなプラセンタですが実に素晴らしいです。</p>
<blockquote><p>プラセンタをＣ型肝炎などの肝炎に使用した場合には、インターフェロンのような副作用がなくて、しかも効果は非常に良好です。</p></blockquote>
<p>私には見つけられなかったのですが、きっと治療の効果をはっきりと示す資料があるのでしょう。データが無くて言い切るだけでしたら、私でも書けます。</p>
<p><strong>「ウンコを</strong>Ｃ型肝炎などの肝炎に<strong>使用した場合には、</strong>インターフェロンのような<strong>副作用がなくて、しかも効果は非常に良好です」</strong></p>
<p>ちなみに、C型慢性肝炎治療薬として中外製薬から「ペガシス」という医薬品が出されていますが、ピーク時の売上は200億円を見込んでいます。（<a href="http://www.chugai-pharm.co.jp/html/meeting/pdf/040216_3.pdf">参考</a>）<br />
これなら採算も十分とれると思うので、もし本当に効果があるのなら申請した方がいいのではないでしょうか？　余計なお世話でしたか。すみません。</p>
<p>プラセンタの素晴らしさはC型肝炎だけにとどまりません。</p>
<blockquote><p>プラセンタの保険の適応症以外では、慢性疲労症候群、高血圧症、低血圧症、脳梗塞後遺症、心筋梗塞後遺症、狭心症、糖尿病、胃腸障害、胃十二指腸潰瘍、肝硬変、慢性膵炎、便秘症、不眠症、膠原病、高脂血症、自律神経失調症、風邪症候群、精力減退、インポテンス、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、慢性気管支炎、リュウマチ、パーキンソン氏病、片頭痛、慢性頭痛、五十肩、肩こり、椎間板ヘルニア、腰椎椎間関節症、腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、脊椎分離・すべり症、坐骨神経痛、変形性膝関節症、月経痛、月経困難症、月経前緊張症、不妊症、習慣性流産、つわり、不感症、冷え性、夜尿症、しもやけ、あかぎれ、円形脱毛症、蕁麻疹、乾癬、しろなまず、うつ病、てんかん、前立腺肥大、アレルギー性結膜炎、白内障、視力低下、メニエル、歯槽膿漏など数え上げるときりがないほどです。</p></blockquote>
<p>…すごい。すごいよ。プラセンタ！</p>
<p>あまりの素晴らしさに<s>めまいがしてきます。</s>感動さえ覚えます。もし本当にこれだけの効果があるのだったら、間違いなく採算が取れます。今すぐ申請したほうがいいです。</p>
<p>さらにはこんな効果も！</p>
<blockquote><p>最近注目されているのがプラセンタの美肌効果です。しみが薄くなり、しわも目立たなくなり、色白のしっとりとした美肌になって化粧ののりがよくなるので、若い女性の間で人気が高まってきています。にきびなどにも効きます。</p></blockquote>
<p>薬としての素晴らしさを訴えた後で、美肌効果をうったえたりすると、効果があるように見せかけることができますが、まさかそんなバレバレな手段は使っていないと思うのです。<br />
<s>面倒なので</s>化粧品のお話は残念ながら専門ではありませんので、適任と思われる方をインターネットで見つけておきましたので、勝手に紹介しておきます。その名は…</p>
<p>「<strong><a href="http://www.placenta-power.jp/">美　里　恩　愛</a></strong>」　さん！</p>
<p>プラセンタ・ジャーナリスト（自称）として、ご活躍中の…MILLION LOVE…み、みりおんらぶ？　と読むのかなあ。なんといいますか、まあ、夜露死苦。</p>
<p>まあ、美肌効果はさておき、プラセンタにはまだまだ素晴らしいパワーがあります。</p>
<blockquote><p>プラセンタの活性酸素の除去作用がこれらの効果を根本的に支えていると考えられます。そのためガンにも、キトサンやサメ軟骨、プロポリス、アガリスクなどと併用するとかなり良好な効果が得られます。また、抗ガン剤治療の副作用も減らします。</p></blockquote>
<p>がんにも効きます！</p>
<p>…すごい。すごいよ。プラセンタ！（本日2回目）</p>
<p>ところで、<a href="http://hfnet.nih.go.jp/main.php">「健康食品」の安全性・有効性情報</a>で調べてみたところ…</p>
<p><strong>キトサンは</strong>「コレステロールが高めのヒトに対する有効性」が確認されていますが、<strong>がんについては参考となる十分なデータが見当たらない。</strong></p>
<p><strong>サメ軟骨はがん治療に対して、経口摂取で効果がない</strong>ことが示唆されている。</p>
<p><strong>プロポリスは</strong>参考となる十分なデータは見当たらない上に、医薬品、食物との相互作用や臨床検査に対する影響は知られていない。また臨床的に有意な<strong>相乗効果も期待できない。</strong></p>
<p><strong>アガリスクは</strong>俗に「抗がん効果がある」、「免疫力を高める」などといわれ、アガリクスと名のつく健康食品も数多くみられるが、ヒトでの有効性と安全性については<strong>信頼できるデータが見当たらない。</strong></p>
<p>などとさんざんですので、単独では効果はない…と思われますが、プラセンタと併用すると効果が出るのでしょう。たぶん。</p>
<p>プラセンタはもちろん副作用も問題ありません。</p>
<blockquote><p>プラセンタには副作用が全くと言ってよいくらいなのも特徴です。</p></blockquote>
<p>「全くと言ってよいくらいなのも」…全くと言ってよいくらい無いのでしょうか。「全く無い」とは言い切れないのでわざとぼかして書いているのか、もしそうだとすると、この人はきっと薬を投与するときに危険性を説明しないだろうなどという悪意のある裏読みはしません。単純なミスだと思うことにします。もしくは日本語が不自由か。</p>
<p>ただ、副作用は重要な情報だと思いますのでしっかりと書いた方がよろしいのではないですか？　と、ここだけマジレスしておきますね。</p>
<p>ちなみにラエンネックでは重大な副作用としてショック症状（頻度不明）が、その他の副作用として注射部位の疼痛（2.56%）、過敏症（発疹・発熱・掻痒感など）（0.37%）、注射部位の硬結（0.37%）、女性型乳房（0.37%）があります。</p>
<p>さらにさらにプラセンタは実に素晴らしいです。</p>
<blockquote><p>プラセンタの注射を続けていると、疲れにくい元気な身体になっていきます。</p></blockquote>
<p>私には見つけられなかったのですが、きっと効果をはっきりと示す資料があるのでしょう。データが無くて言い切るだけでしたら、私でも書けます。<br />
<strong>「ウンコを食べ続けていると、疲れにくい元気な身体になっていきます」</strong><br />
…あれ？　このパターンはさっきも使いましたか。</p>
<p>あまりに<s>ツッコミどころが多すぎて</s>プラセンタが素晴らしいので、長くなって疲れてきましたが、次で最後です。</p>
<p>プラセンタの実に素晴らしさは最後のこの文章に集約されています。</p>
<blockquote><p>プラセンタはありとあらゆる難病奇病に一度試みてみる価値がある薬剤です。</p></blockquote>
<p>ありとあらゆる難病奇病に！　そこまで！<br />
…すごい。すごいよ。プラセンタ！（本日3回目）</p>
<p>「超ミネラル水」と同じ煽り文句（参考：<a href="http://blog.kuroiotona.com/wp-admin/%3Cbr%3E%3C/a%3Ehttp://www.google.com/search?hl=ja&amp;lr=lang_ja&amp;ie=UTF-8&amp;oe=UTF-8&amp;q=%E3%81%82%E3%82%89%E3%82%86%E3%82%8B%E9%9B%A3%E7%97%85%20%E8%B6%85%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E6%B0%B4&amp;num=50">Google 検索: あらゆる難病 超ミネラル水</a>）なのが少し気がかりですが、プラセンタはそこまですばらしい薬剤なのです。</p>
<p>臨床試験で効果をはっきりと示した上で保険適用としてあげた方が、副作用などの安全性にかんする情報も適切に入手できますし、さらには保険外で1本2000～3000円などという高額の<s>ボッタクリ</s>医療費を払わなくて済むと思うので、患者さんのためになると思います。ぜひこのすばらしいプラセンタを患者が幅広く使えるようにがんばってください。</p>
<p>そうです！　プラセンタはすばらしい！　あとは…察しろ！</p>
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		<title>このプラセンタがすごい（１）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/355</link>
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		<pubDate>Mon, 21 Feb 2005 08:01:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[前回、メルスモン製薬が「ヒト胎盤製品」を無許可で製造・販売し、業務停止処分を受けたことについてつらつらと書きました。しかしながら、この「ヒト胎盤製品」、いったい何に使うのでしょうか？　恥ずかしながら私にはまったく想像がつ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/355">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>前回、メルスモン製薬が「ヒト胎盤製品」を無許可で製造・販売し、業務停止処分を受けたことについてつらつらと書きました。しかしながら、この「ヒト胎盤製品」、いったい何に使うのでしょうか？　恥ずかしながら私にはまったく想像がつかなかったのでした。そこで調査に乗り出したところ、すごい事実が隠されていました。</p>
<p>そこには人間の胎盤を使った「プラセンタ療法」というすばらしい治療法が存在したのです。</p>
<p>今回はその調査の過程で<a href="http://www1.doc-net.or.jp/~toyota/placenta.html">「プラセンタ療法」のすばらしさを熱く語ったページ</a>（<a href="http://www1.doc-net.or.jp/~toyota/index.html">医療法人社団 豊田クリニック</a>）を見つけたので、内容をお借りしつつ、ご紹介したいと思います。</p>
<p>なお、ページ全体が大きなフォントで表示されていて驚かされますが、これは「プラセンタ療法」のすばらしさをアピールしたいという熱意の表れだと思います。たぶん。<s>全文引用して説明しますので読まなくてもいいですが。</s></p>
<p>まず、とにかくプラセンタには心配はありません。</p>
<blockquote><p>内服や注射に使用するプラセンタは人の胎盤ですので、狂牛病の心配はありません</p></blockquote>
<p>プラセンタは人の胎盤が原料ですから、やはり、いろいろな感染症が心配です。それを最初に赤字の注意書きで完全に否定して安心させる、その配慮には感心します。</p>
<p>ヒト胎盤を原料としている医薬品に「ラエンネック」という製品があります。その<a href="http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3259601A1024_1_02/">添付文書</a>には</p>
<blockquote><p>ヒト胎盤を原料としていることに由来する感染症伝播の危険性を完全に排除することができない（添付文書から抜粋）</p></blockquote>
<p>ん？　感染することは全くないとはいえませんよ。　と書いてあるような気がします。もし万が一、変異型クロイツフェルトヤコブ病患者の胎盤を原料として使うことがあると、使用してしまった人が感染する可能性は非常に高くなるはずなのですが…私の思い違いでしょうか。</p>
<p>…あ！　なるほど！　今気がつきました。牛がかかるのが「狂牛病」、人間がかかるのは「変異型クロイツフェルトヤコブ病」ということですね。<br />
「危険性の説明をしないで注射するの？」「そもそもよくわかってない？」などと考えた私が浅はかでした。感染する可能性があるなどと不用意に怖がらせてはいけないということのようです。この一文にこめた意味…奥深いです。安心できる雰囲気が作り出せています。</p>
<blockquote><p>必要最小限の使用にとどめること（添付文書から抜粋）</p></blockquote>
<p>などというささいな<strong>注意はプラセンタ療法のすばらしさの前には不要</strong>なのでしょう。</p>
<blockquote><p>プラセンタとは胎盤のことです。胎盤があるのは哺乳動物だけですが、人間以外の動物は出産と同時に母親が胎盤を食べてしまいます。これは胎盤には素晴らしい効果があるからです。</p></blockquote>
<p>なるほど。動物は本能で素晴らしい効果があるものを食べているのですね。あ、そういえば、犬が自分のウンコを食べてしまうことがありますが、上の文と同じように考えると、<strong>ウンコにも素晴らしい効果がある</strong>のでしょう。きっと素晴らしい効果があります。間違いありません。<br />
ぜひ、実践していただきたいものです。<s>というかウンコ食ってろ。</s></p>
<p>あ、話がそれてしまいました。とにかくプラセンタは素晴らしいです。</p>
<blockquote><p>胎盤にはお乳をよく出すなどのホルモン調節機能を高め、新陳代謝をよくし、血液循環をよくし、免疫力抵抗力を高め、炎症をおさえ、自律神経を調整する作用があるのです。</p></blockquote>
<p>素晴らしいですね。そして、素晴らしいがゆえに注目されます。</p>
<blockquote><p>最近ではプラセンタの美肌効果が注目されて、女性に人気があります。</p></blockquote>
<p>「美肌効果が注目」が「美肌効果がある」のか「美肌効果が無い」のかについてはっきり書かないのは控えめな表現をしているせいで、効果が無いのにあるように見せかけて書いているなどということは、プラセンタに限っては必要ないでしょう。<br />
素晴らしいがゆえに注目され、女性にも人気があるのです。たぶん。</p>
<p>ところで、この、素晴らしいプラセンタ…のはずなのですが、私はまったく知りませんでした。無知だといわれてしまうと確かにそうなのですが、歴史に埋もれていった背景にはこんなこと（↓）があったようです。</p>
<blockquote><p>３０年位前には胎盤埋没療法が行われていた時代もありました。その頃は消毒が不完全で化膿することがあったのでいつのまにか行われなくなってしまいました。</p></blockquote>
<p>この文を書かれたのがいつなのか正確にわからないのですが、早くても1990年代の後半だと思われます。そうすると、30年位前といえば1960年代後半ということになります。臓器移植が試みられていたり、当たり前のように虫垂炎の手術が行われているような時代ですね。</p>
<p>一般の病院で虫垂炎の手術はできているのに化膿が問題になったりするのは不思議ですが、胎盤埋没療法については衛生面で不十分だったのでしょう。安全性に問題があったのですね。</p>
<p>治療については安全性と有効性のバランスが問題となります。安全性に問題があると、それを上回る有効性がないと、難しいのです。<br />
薬で一例を挙げましょう。先日<a href="http://www.asahi.com/health/medical/TKY200502120168.html">ニュースとして報道されたメトトレキサート</a>、これ、元々は抗がん剤で非常に副作用がキツイのですが、リウマチ薬として確かな効果があり、長い間、使いつづけられています。有効性＞＞安全性　ということが大事なのです。</p>
<p>あ、また横道に話がそれてしまいました。</p>
<p>ともかく、抗生物質が幅広く使われていた時代に、プラセンタ療法は消毒が不完全なことによる「化膿」が原因で表舞台から消えていってしまったのです。<strong>もういい加減わかるっしょ？</strong></p>
<p>…なんと言いますか、残念の一言です。</p>
<p>しかし、とにかくプラセンタは素晴らしいですから、またいつか注目される日がやってくるはずです。ほら、その証拠に<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0216-2.html">厚生労働省はすでに注目しています</a>よ。</p>
<p>長くなってきたので<a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/382">次回</a>に続きます。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>メルスモン製薬は悪くない</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/351</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/351#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 18 Feb 2005 06:16:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/374</guid>
		<description><![CDATA[先日（2/16）、厚生労働省が「薬事法違反業者に対する行政処分について」ということで、メルスモン製薬を90日間の業務停止としました。
メルスモン製薬が命令を守らないでこれからも違法に作りつづける恐れがあると判断したようで &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/351">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>先日（2/16）、厚生労働省が<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0216-2.html">「薬事法違反業者に対する行政処分について」</a>ということで、<a href="http://www.melsmon.co.jp/">メルスモン製薬</a>を90日間の業務停止としました。<br />
メルスモン製薬が命令を守らないでこれからも違法に作りつづける恐れがあると判断したようで、厚生労働省は重い処分を与えたようです。なんて失礼な。メルスモン製薬だって「ルールを守る」くらいは知っています。たぶん。</p>
<p>処分の理由は</p>
<blockquote><p>ヒト胎盤を小片に切り滅菌しバイアル瓶に小分けしたもの（以下「ヒト胎盤製品」という。）を製造・販売していた。</p></blockquote>
<blockquote><p>ヒト胎盤製品を回収期限内に回収しなかった。</p></blockquote>
<p>とのことですが、<strong>私はメルスモン製薬を全面的に擁護します。</strong><s>面白そうだから。</s></p>
<h4>＜理由その１＞</h4>
<p>まず、この違法だとみなされた医薬品の製造は、どうやら、厚生労働省が5年に1回行っている「適切に医薬品を製造しているか？」という調査（GMP査察といいます）の際に見つかったようです。</p>
<p>しかし、<a href="http://www.sankei.co.jp/news/050216/sha055.htm">産経新聞の記事</a>によると、メルスモン製薬は</p>
<blockquote><p>遅くとも1993年ごろから　（中略）　2003年は1万4000本余を製造していた</p></blockquote>
<p>ということなので、1回は調査をパスしています。その次の調査で違法な製造が発見されたということです。おかしいですよね。<br />
もし、メルスモン製薬側が意図的に隠していたとするなら、絶対に見つかるようなヘマはしません。つまり、違法ではないと考えていたのです。メルスモン製薬が違法かどうかわからないような「もお、この、うっかりさんたら（はあと）」な企業ならアレですが。まさかそんな。</p>
<p>その証拠に、メルスモン製薬は</p>
<blockquote><p>「薬を製造したのではなく、研究会の医師が使うため同社に品質検査を委託しただけで、違法ではない」</p></blockquote>
<p>と主張しています。つまり「製造にあたらない」ということですが、全くもってそのとおりです。これは決して違法な製造が見つかってしまったから、苦しい言い訳を考えてみたというわけではないでしょう。まさかそんな。</p>
<p>念のため厚生労働省の通知を調べてみましたが、小片に切ったのは「刻み加工」、滅菌したのは「滅菌」、バイアル瓶に小分けしたのは「充てん」という製造工程にバッチリあたるような気がしないでもないですが、それはきっと私の読解力が不足しているせいだと思うのでここでは割愛します。</p>
<p>さらに、メルスモン製薬の山口由紀子社長が<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/09/h0922-1.html">2004年9月にこの「ヒト胎盤製品」の回収命令を受けた</a>時点で</p>
<blockquote><p>「医師から皮膚の下に埋め込む方法で治療に使いたいので作ってほしいと依頼を受けた。１年間に１万４０００本を製造した」</p></blockquote>
<p>と<strong>「作ってほしい」「製造した」</strong>などと口走っていますが、それは言葉の問題です。雪印など多くの企業の不祥事でも証明されているとおり、社長という人はえてして現場のことを良く知らないものです。まあ、もう少ししっかりとお勉強した方が良いとアドバイスはしておきますが。</p>
<p>これらのことから「違法な製造ではない」ということが導き出せると思います。たぶん。</p>
<h4>＜理由その２＞</h4>
<p>次に、少し視点を変えて、違法な医薬品製造かどうかという問題から離れて考えてみることにしましょう。</p>
<p>メルスモン製薬が無許可で製造していたとされる「ヒト胎盤製品」は非常にいいモノなのです。</p>
<p>まず、原材料となる人間の胎盤は<a href="http://www.nippo.co.jp/re_law/relaw7.htm">廃棄物処理法</a>によって、病院から出る医療ゴミ、「感染性一般廃棄物」としての処理が義務付けられています。元々は捨てるために処理業者にお金を払っているようなゴミなので<a href="http://saturn.in.arena.ne.jp/uwasa/bbs/readres.cgi?bo=news&amp;vi=1090297771&amp;rm=100">悪い病院は一般ごみに混ぜて捨てたりしている</a>ようなモノです。<br />
メルスモン製薬ではわざわざ産婦人科にお金を支払ってこれを購入しています。</p>
<p>さらに、できあがった「ヒト胎盤製品」は、先ほどの産経新聞の記事によると</p>
<blockquote><p>免疫力の回復などに効果があるとして皮下注射で埋め込む療法で使っていたとされる。</p></blockquote>
<p>ということで、有効に利用されていました。「ヒト胎盤製品」が許可を得られていないので、健康保険の適用外となるのが残念ですが。<br />
そんなことはともかく、埋め込み療法は、1回2万6000円（<a href="http://www.very.ne.jp/other_00.html">ヴェリイ美容形成クリニック</a>）ということもわかりました。</p>
<p>メルスモン製薬は1回1本2万6000円のモノを1年間で1万4000本作っていたという計算ですから…末端価格にして3億6000万円相当になります。末端価格と書くとドラッグっぽくなってしまいますが、まあいいでしょう。<s>どちらも違法だし。</s><br />
もし仮に、このヴェリイ美容形成クリニックが<s>ボッタクリ</s>多少高めの価格であったとしても、2003年だけでもざっと1～2億円の市場があったということになります。捨てなければいけないゴミが億単位の市場を作り出しているのですから、見事なリサイクルです。環境省から表彰されてもいいくらいだと思います。厚生労働省からは処分を受けますが。</p>
<p>こういう背景があるので、厚生労働省の回収命令の期日を守れなかったのです。「オイシイ商売道具を手放したくなくってずるずると違法に無許可医薬品を作りつづけた」とか「売ってしまったモノだから儲けを優先して回収しなかった」とかそういう理由ではないのです。</p>
<p>なぜなら、メルスモン製薬の「ヒト胎盤製品」の製造コストは1本500～1000円、どんなに高く見積もっても3000円程度だと予想できます。億単位の市場を作り出しているといっても、その利益はごくわずか。残りの差額、1本あたり約2万円の大半はどこかの誰かに収まっているのです。</p>
<p>つまり、悪いのはメルスモン製薬以外のどこかの誰かなのです。</p>
<p>これらのことから「意図的に回収を遅らせたわけではない」ということが導き出せると思います。たぶん。</p>
<h4>＜最後に＞</h4>
<p>残念ながらこんな不当に重い処分を受けてしまったメルスモン製薬が今後も製薬会社としてやっていけるのかどうかだけが心配です。</p>
<p>がんばれメルスモン製薬。</p>
<p>p.s.　いざとなったらミドリ十字（現在は三菱ウェルファーマ）や日本商事（現在はアルフレッサファーマ）のように社名を変えて、今までのことは無かったことにしてしまえばいいんじゃないかな。</p>
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		<title>史上最悪の花粉症対策（４・完）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/341</link>
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		<pubDate>Thu, 10 Feb 2005 04:12:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[史上最悪の花粉症対策と題して、思いついた順番に書き始めましたが好評なのか不評なのか全くわからないまま最終回を迎えました。きっと好評なのでしょう（根っからのプラス思考です）。今まで私が挙げてきた花粉症対策は「ディーゼル車爆 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/341">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>史上最悪の花粉症対策と題して、思いついた順番に書き始めましたが好評なのか不評なのか全くわからないまま最終回を迎えました。きっと好評なのでしょう（根っからのプラス思考です）。今まで私が挙げてきた花粉症対策は「ディーゼル車爆破」「林業に転職する」「アンケートに回答する」などという全く役に立たないものでしたが、いかがで…<strong>行間を読め。</strong>こんにちは。</p>
<p>さてさて、花粉症はアレルギーなので、日々の生活を改善することで、症状が軽くなったりするといわれています。食生活では<a href="http://kafun.yahoo.co.jp/foods/index.html">「肉類などの動物性タンパク質や脂肪を控えた、バランスの良い食事をとり、アルコールやタバコは控える、睡眠をしっかりとってストレスをためないこと」</a>だそうです。ただし、そんな暮らし方ができる人ならこの電波ブログを読んで0.05秒後には即閉じしていると思いますが。</p>
<p>それはともかくとして、花粉症に効果があるといわれているという食品やらなにやらが厚生労働省の花粉症対策のページの一つ<a href="http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/okamoto.html">「花粉症の民間療法について」</a>にリストアップされていたので書き出してみました。</p>
<blockquote><p>シジュウム茶，甜茶，情報水，クロレラ，波動水，花粉グミ，スギの葉エキス，シソジュース，プロポリス，サルノコシカケ，シソの実油，アロエエキス，シソエキス，シソ飴，シソの葉，青汁，甜茶，ガム，花粉症スッキリ飴，ラブレ菌，ミントガム，ギムネマ茶，ルイボス茶，ハーブ茶，ドクダミ茶，野草茶，ニンジンジュース，きな粉牛乳，ウコン　など</p></blockquote>
<p>健康食品マニアには聞き覚えのありそうなモノのオンパレードです。効果も回答者数が少ないのですが、甜茶14％，クロレラ8％，花粉グミ29％，シソジュース18％，シジュウム茶40％とバッチリです。ただし、<strong>回答した人は「花粉症の患者」です。</strong><s>花粉症治ってねーじゃん。</s>まあ、どれだけ健康食品ブームに踊らされているかを確認する意味では有用な情報ですね。私も健康食品販売に手を出そうかと思います。</p>
<p>ちなみにこの調査では超有名な花粉症対策食品「ヨーグルト」が抜けていますが、これについてはすでに色々なところで、花粉症の症状を軽くする効果が示されていているので、あまり説明する必要はないでしょう。続々と<s>便乗</s>商品が発売されています。あ、そういえば<a href="http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200501/bt2005012402.html">ヨーグルトはプロ野球の春季キャンプが始まる前にジャイアンツが買い占め</a>ていました。キャンプ中にヨーグルト食べたからといって、すぐ花粉症が治るわけではありませんが、きっと数年先を見越した長期的な戦略なのですね。さすがです。</p>
<p>なお、花粉症の自然治癒率は0.2～0.5％ですので、治療を受けなければ99.5～99.8％の人は治りません。生活の改善は花粉症治療の支えだということです。あ、やばい、マトモに書いてしまった。ようは治したければ嫌がらずに病院に行って薬をもらえという簡単な話です。</p>
<p>そうはいっても治るまでは苦しい花粉症、「花粉に人体が反応してアレルギーを起こす」病気なのですから、花粉症対策としての決め手はズバリ「花粉と接しない」ことです。</p>
<h4>（１）外出する日を選ぶ</h4>
<p>外に出るときは花粉の少ない日を選びましょう。「花粉がたくさん飛んでいるので今日は休みます」といえば上司の理解が得られます。</p>
<h4>（２）マスク着用</h4>
<p>吸い込んでしまう花粉に対しては、使い捨てタイプの花粉対策用のマスクが安いものでも十分効果がありますが、防毒マスクタイプのものがもっとも効果的ですので、「ダースベイダーごっこだ」と言い張って出勤・通学時に着用すると、「お。アイツはなかなかやるな」と一目置かれるので一挙両得です。さらに<a href="http://images.google.co.jp/images?q=%E5%8C%96%E5%AD%A6%E9%98%B2%E8%AD%B7%E6%9C%8D&amp;hl=ja">化学防護服</a>も同時に着用すれば混雑時にはなぜか周囲の人が自然に道をあけてくれるなどさまざまな特典がついてきます。</p>
<h4>（３）メガネ着用</h4>
<p>メガネは目の中に入る花粉を1/4に減らします。萌えメガネをつけてブログにアップすればアクセス数は4倍以上（当社比）になります。<a href="http://gogorock.exblog.jp/">スク水着用ではその効果が計り知れないほどあります。</a>が、花粉症には効果がないのでご注意ください。おはらんGJでした。</p>
<p>しかしながら、もっと有効かつインターネットキッズに最適な対策があります。それは…</p>
<p>家から出ないこと。</p>
<p>外に出なければあの恐ろしい花粉にさらされることもありません。<br />
<a href="http://f32.aaa.livedoor.jp/~uzumax/colum/neet1.jpg">「働いたら負けかなと思っている」</a>くらいの気概を見せましょう。特に窓は開けてはいけません。<strong><a href="http://allabout.co.jp/house/fusui/closeup/CU20020416A/index.htm">「花粉症で窓を閉め切るは大凶」</a></strong>などと<strong>花粉症の家相学の人</strong>が言っていますが気にすることはありません。<s>そもそも家相がよければ花粉症にならないと思いますし。</s><br />
窓の1/4を開けると外気中の1/3の花粉が入ってきます。空気清浄機（花粉フィルター付）もフル回転させなければいけません。いっそのこと、思い切って<a href="http://www.nihonika.co.jp/h/p/lp/tcr.htm">バイオクリーンルーム（クラス100）</a>を室内に設置してみるというのいいのではないでしょうか。価格も1.7m四方で1,750,000円と格安です。</p>
<p>前回、私はつい調子に乗って「立ち上がれインターネットキッズ！」などと書いてしまいましたが、本当は立ち上がってはいけませんでした。<br />
<a href="http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050209-0008.html">2月10日は「ニートの日」</a>、おとなしくPCの前に座ってネットサーフィン（死語）をしていればよかったのでした。正しくは<strong>「立ち上がるなインターネットキッズ！」</strong><strong>「引きこもってろインターネットキッズ！」</strong>でした。謹んでお詫びいたします。ごめん。あと、ここまで読んでくれて…ごめん。生まれてきてごめん。</p>
<p>（前回までの記事）<br />
<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002475.html">＜史上最悪の花粉症対策（１）＞</a><br />
<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002483.html">＜史上最悪の花粉症対策（２）＞</a><br />
<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002489.html">＜史上最悪の花粉症対策（３）＞</a></p>
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		<title>史上最悪の花粉症対策（３）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/332</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/332#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 04 Feb 2005 04:33:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[前回までをお読みになって、西部警察よろしく道行くディーゼル車を爆破しましたか？　上司に辞表を提出して、「製材業」をリクナビNEXTで探したりしましたか？　まだですか？　一言いいたいことがあります。早まるな。つるです。
さ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/332">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>前回までをお読みになって、西部警察よろしく道行くディーゼル車を爆破しましたか？　上司に辞表を提出して、「製材業」を<a href="http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/rnc/docs/cp_s00010.jsp">リクナビNEXT</a>で探したりしましたか？　まだですか？　一言いいたいことがあります。<strong>早まるな。</strong>つるです。</p>
<p>さて、花粉症の治療方法には主に薬物療法，減感作療法，手術療法の3つのパターンがあります。順に簡単に説明していきましょう。「やっとまともな話をする気になったか」などと思われていそうですが、私は最初から真剣です。<s>話の方向性がおかしいだけです。</s></p>
<p>まずはじめに薬物療法。<br />
これは抗アレルギー薬やステロイドを使い、鼻水などの花粉症の諸症状を抑えます。<br />
鼻から薬を投与する場合もありますが、どこかのクラブで入手した粉を鼻から吸引してクールにキメるのは間違ったやり方です。注意しましょう。</p>
<p>また、治療と称している割には、薬を飲んでも花粉症は治りませんが、これは<strong>不具合ではなく仕様</strong>です。医者と製薬会社の陰謀などといううがった見方をしてはいけません。治療と称して<a href="http://www.oomicure.com/mumenkyo.html">スタンガンを当てた</a>り、<a href="http://www.tokusyuu.com/news/000026.html">性行為に及んだ</a>りするよりははるかに良心的です。</p>
<p>次に減感作療法。<br />
これは薄めた花粉のエキスを少しずつ注射するものです。治療期間が長くなる（2年以上）うえにすべての人に効くわけではない（有効率は60％～80％程度）といわれ、この治療を行なってくれる病院を探すのに一苦労といった現状ですが、今のところ花粉症を根治する唯一の治療法です。</p>
<p>ちなみに、スギにとっての花粉は人間にとっての精液みたいなものですが、<a href="http://blog.livedoor.jp/parumo_zaeega/archives/13595998.html">精液を注射するとうつに効く</a>だけです。あ、注射する場所が違いますか。あ、注射じゃなくって注入ですか。そうですか。</p>
<p>最後に手術療法。<br />
鼻の中の粘膜をレーザーやトリクロール酢酸という薬品で焼いて、花粉をつきにくくする方法です。こちらも60％以上の人に効果があるようですが、一年も経つと、粘膜は元に戻るって効果がなくなるといわれています。</p>
<p>なお、タバコの火でヤキを入れると、傷は一生残りますが花粉症は治りませんのでくれぐれもご注意ください。</p>
<p>…というように、治療法はあります。ただ、花粉症の治療は「効果がない」という人も多くいます。なぜでしょう？　さまざまなところを調べてまわった結果、答えは意外なところで見つかりました。</p>
<p>先日、<a href="http://www.kirin.co.jp/company/news/01/15/050118_1.html">キリンビールがインターネットで「花粉症」に関する意識調査というアンケートを行った結果を発表しました。</a>そして、そこからは典型的な「花粉症に悩む人」のイメージが浮かびあがってきました。それは…</p>
<p>（１）事前に予防はしない、症状が出てからあわてて対処し、<br />
（２）症状が出てからも「うがい」「マスク」という手軽なもので済ませ、<br />
（３）そのあとイヤイヤながら「病院で処方される薬」を使います。</p>
<p>さらには</p>
<p>（４）効果には「眠くなる」「体質改善につながらない」と不満タラタラで、<br />
（５）さらには7000円程度で「カネがかかる」と貧乏丸出し、<br />
（６）薬は効かないから、サプリメントや健康食品とかお茶を試せば、<br />
（７）もしかして治るのではないかと思っています。</p>
<p><strong>…治るか。ボケ。</strong></p>
<p>と思わず素でツッコミを入れたいところですが、そうではありません。この人たちは「そのうち治るだろう」という根っからのポジティブ思考な人たちなのです。怠け者でケチで能天気ですが。</p>
<p>花粉症の自然治癒率、つまり、何もしないで勝手に治ってしまう確率は0.2～0.5％で、ほとんどの人は還暦を迎え、赤いちゃんちゃんこを着る60歳頃まで花粉症に悩まされつづけます。<br />
しかしながら、怠け者でケチで能天気なアンケート回答者たちは例外で治るのです。キーワードは「プラセボ効果」</p>
<p>有効成分を含まないにもかかわらず、「薬を飲んだ」という意識から治療効果が出るというものです。花粉症を含むアレルギー性鼻炎では特にプラセボ効果が高く、有効成分を含まない偽薬が30％を越える高い有効性を示したこともあるのです。</p>
<p>「治る」と信じ込んだら治るんです。信じ込ませたもの勝ちです。つまり、「ポジティブに考える」だけで治療効果があるのです。<s>成功しているマルチ商法と同じやり口です。</s>レッツ・ポジティブ・シンキングやで。</p>
<p>そして、あのアンケートの回答者たちは、ケチで怠け者ですけれども、きわめてポジティブな姿勢を示しています。</p>
<p>…というわけで</p>
<p><strong>キリンビールは再度インターネット上で「花粉症」に関する意識調査のアンケートを実施するべき</strong>だと黒い大人のヒトのブログ（株）は主張します。立ち上がれインターネットキッズ。（いいかげん長くなりましたが<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002546.html">次が最終回</a>です）</p>
<p>なお、きちんとした治療を受ければ80％以上の方が症状が改善する、ということは念のためお伝えしておきます。</p>
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		<item>
		<title>史上最悪の花粉症対策（２）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/329</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/329#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Feb 2005 09:10:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/352</guid>
		<description><![CDATA[スギ花粉症が激増したのには、ディーゼル車を含め、さまざまな理由が挙げられていますが、もっともはっきりしている理由はアレルゲン（＝アレルギーの原因物質）であるスギ花粉の増加です。アレルゲンへの曝露量が増すほど、アレルギー発 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/329">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>スギ花粉症が激増したのには、ディーゼル車を含め、さまざまな理由が挙げられていますが、もっともはっきりしている理由はアレルゲン（＝アレルギーの原因物質）であるスギ花粉の増加です。アレルゲンへの曝露量が増すほど、アレルギー発症者数が増します。スギ花粉の飛散量が多くなればなるほど花粉症患者の数が増えます。</p>
<p>スギは樹齢30年近くになると、成木として一定量の花粉を飛散させるようになります。男性が大人になって精子を作るのと同じです。スギと人間では飛ばすメカニズムは違いますが。</p>
<p>戦後、主に1950～60年代にかけて、スギが多く植えられました。植林されたスギは立派に成長し、成木となって花粉を多く飛散させるようになりました。私は第二次ベビーブームに生まれ、あまり立派には成長しませんでしたが、成人となって精（以下自主規制）</p>
<p>育ったスギは伐採され、木材として使われる…はずだったのですが、30年も経てば事情もかわります。海外から安い木材が輸入されるようになり、日本国内の林業は順調に沈下していったのです。こうして伐採されるはずのスギが残ることになり、花粉を飛ばしっぱなしの状態になったのです。その結果、80年代にはスギ花粉の飛散量が倍増することになり、現在に至るわけです。<br />
そして、今年は観測史上最悪のスギ花粉飛散量と予想されています。実にお気の毒です。</p>
<p>しかし、これは逆に、スギ花粉が少なくなればスギ花粉症の患者は少なくなるということを意味しています。何でもプラス思考でいくと道が開けてくるものです。</p>
<p>「スギ花粉が多いのなら、花粉を飛ばさないスギを作ればいいじゃない」と言ったかどうかは知りませんが、林野庁と独立行政法人「林木育種センター」が<a href="http://kumanichi.com/news/kyodo/life/200501/20050124000139.htm">花粉症対策に無花粉スギを開発</a>しています。やりました。すばらしい。</p>
<p>ただ、<a href="http://www.asahi.com/health/life/TKY200501250325.html">「スギは種の交雑を防ぐため、種苗法で植林地域が限定されており、茨城県で育成された爽春は、本州の宮城県以南の太平洋側と四国にしか植えられない。（朝日新聞）」</a>上に、<a href="http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050127k0000m040062000c.html">「世代交代には数十年かかるとみている。（毎日新聞）」</a>とのことなのですが。</p>
<p>今、花粉症に悩まされている人たちは20～50代の人たちが中心で、数十年後には老化により免疫力が低下して、花粉症は自然に治ってしまう可能性の方が高いですが、国家百年の大計を考える林野庁ですから、今、スギ花粉症に苦しんでいる人たちよりも、ずっとずっと先のことを見据えているのでしょう。さすがです。昨年秋に発見したはずなのに花粉症が話題になるこの時期まで待って発表したのも決して話題作りなどではなく、国家百年の大計を考えてのことに違いありません。</p>
<p>ちなみに日本海側では今から10年以上も前の1992年に富山県で<a href="http://www.fes.pref.toyama.jp/pollen/haruyokoi.html">無花粉スギ「はるよこい」</a>が発見されていて、苗木の生産体制が整うのが2011年、今から6年後です。こちらも、それから数十年かけて花粉症対策が取られていくことになります。GJ（グッド・ジョブ）です。</p>
<p>「そんな回りくどい方法は嫌だ」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方にはスギの枝を落としたり、もっとダイレクトにスギを切り倒したりという直接的な方法をおすすめします。</p>
<p>これについても、<a href="http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/situmon.htm">林野庁では、花粉の発生量の抑制につながる森林整備の方法を開発するため、平成１４年度から都市近郊のスギ等の人工林において抜き伐り、枝落としなどを実施しています。（「森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&amp;A」）</a>と、すでに行動を起こしています。さすがです。</p>
<p><a href="http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050115/20050114ic26-yol.html">「昨年度までに1100ヘクタールを伐採、今年度は全国で600ヘクタールのスギ林で行われる（読売新聞）」</a>と目ざましい実績です。がんばっていますね。</p>
<p>ちなみに、この合計1100ヘクタールという実績の前ではすっかりかすんでしまうかもしれませんが、スギ林は関東地方だけでもおよそ300000ヘクタールあります。（<a href="http://ss.ffpri.affrc.go.jp/shoho/n146-20/146-4.htm">参考資料</a>）</p>
<p>いや、でも、これは仕方ないのです。</p>
<p>林野庁も全力を尽くしているのですが、林業そのものが不振なので、林業従事者が不足しているのです。平成12年度の国勢調査によると、全国の林業従事者はわずかに6万人です。年々減少しています。いかんせん人がいないのです。それでも、ボランティアの人に協力してもらったりして最大限努力した結果が1100ヘクタールなのです。林野庁の怠慢などと責めたりしてはいけません。</p>
<p>こういうときこそ、年々増加傾向にあり、全国で1300万人もいる大集団「スギ花粉症患者」は立ち上がるべきです。</p>
<p>…というわけで</p>
<p><strong>スギ花粉症の人は林業に転職してスギ林を整備すべき</strong>だと黒い大人のヒトのブログ（株）は主張します。伐採のさいにはマスクと眼鏡をしっかりと着用してがんばってください。（さらに<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002489.html">つづく</a>）</p>
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		<item>
		<title>史上最悪の花粉症対策（１）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/327</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/327#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 01 Feb 2005 05:25:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[今年予想されるスギ花粉の飛散量は観測史上最悪、昨年の10～30倍にもなるそうです。空前の花粉症ブーム？ですね。
黒い大人のヒトのブログ（株）をご覧になっている賢明で聡明でちょっとアレがナニな皆さまにおかれましては、メディ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/327">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今年予想されるスギ花粉の飛散量は観測史上最悪、昨年の10～30倍にもなるそうです。空前の花粉症ブーム？ですね。</p>
<p>黒い大人のヒトのブログ（株）をご覧になっている賢明で聡明でちょっとアレがナニな皆さまにおかれましては、メディアが吹聴する「昨年の10～30倍！」というあまりにもあからさまな数字のトリックに引っかかった人はいないと思いますが、もし万が一そんな人がいるのでしたら、これから私が書こうとしている花粉症についての内容についうっかりとだまされてしまう可能性があります。ぜひ『匙を投げる』の<a href="http://d.hatena.ne.jp/sajiwo/20050124/p1">この記事</a>を3回音読してから戻ってきてください。</p>
<p>読みました？　…というわけで、昨年は非常にスギ花粉の飛散が少なかったので、昨年の10～30倍でも、実際は例年の2～3倍ですが。まあ、30倍だろうと3倍だろうと、スギ花粉の飛散量が非常に多いことにかわりはありません。花粉症の人には気の毒なシーズンとなりそうです。</p>
<p>テレビや新聞でも花粉症についてこぞって取り上げています。中でもテレビ東京は「<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/jikken/">教えて！ウルトラ実験隊</a>」という番組で花粉症対策の実験を放送していました。社会問題にきっちりと取り組もうという熱意が表れています。ただ、熱意があふれ出すぎたためか、<a href="http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/29/20050129dde041200070000c.html">実際より長い期間行ったと偽って謝罪するはめになりました</a>が。ウルトラ実験隊ははじめに実験のやり方を基礎から教えてもらったほうがいいのではないかと思います。</p>
<p>さて、このスギ花粉症、スギ花粉がアレルゲン（アレルギーの元となる物質）なわけですが、1970年代には日本での患者はほぼゼロでした。ところが現在では日本人の5人に1人が花粉症といわれています。なぜ、こんなにも増えてしまったのでしょうか？</p>
<p>原因については諸説があります。あ、そういえば石原慎太郎都知事率いる「リアル石原軍団」東京都の環境局が調査した結果を発表していました。（<a href="http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2003/05/60d5s200.htm">「ディーゼル車排出ガスの花粉症に対する影響について」</a>）</p>
<p>結果は次のようなものでした。</p>
<blockquote><p><strong>ディーゼル車排出微粒子が、ヒトのスギ花粉症症状の発現や悪化へ影響を及ぼすことが初めてわかった《国内初》</strong><br />
<strong>妊娠中にあびたディーゼル車排出ガスが、生まれた仔に影響することが初めてわかった《世界初》</strong></p></blockquote>
<p>実際のページを見ていただければわかりますが、フォント弄りをしてまで、その成果を強調しています。ということで、どうやらディーゼル車が悪さをしているようです。花粉症がひどくなるのはディーゼル車が原因です。</p>
<p>まあ、その割には</p>
<blockquote><p>ディーゼル車排出ガス濃度の差が、花粉症患者の割合の増加に影響を及ぼすことを明らかにするには至らなかった</p></blockquote>
<p>とディーゼル車の排ガスと花粉症の患者数との関係は明らかにできなかった、つまり、ディーゼル車にすべての責任を押し付けるのには失敗したとも公表していますが、これは枝葉の問題でささいな事です。フォントだってノーマルのままです。<br />
<a href="http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/jidousya/diesel/mitsui-comment2.htm">ディーゼル車の規制を巡って、三井物産がデータねつ造した一件</a>も、ディーゼル車の存在が悪だということが原因です。とにかく東京都にとって、ディーゼル車が悪なのです。きっとそうに違いありません。悪のフォースの脅威はデススターに乗ってすぐそこに迫っているのです。そういえば、ふと思い出しましたが<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000062-kyodo-soci">検査の立会いと称して釣りにでかけた環境局の職員</a>の方はお元気ですか？　あ、これは話の本筋とは関係ありません。</p>
<p>ともかく、<strong>東京都ではほとんどすべての悪いことは「外国人」と「ディーゼル車」が原因</strong>です。外国人を締め出せば都内の犯罪は一掃されます。ディーゼル車を締め出せば都民は花粉症が治ります。</p>
<p>…というわけで</p>
<p><strong>東京都民は花粉症対策として、すみやかに西部警察を出動させ、ディーゼル車を打ち壊すべき</strong>だと黒い大人のヒトのブログ（株）は主張します。東京都ならびに花粉症に苦しむ東京都民の皆さん、がんばってください。（<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002483.html">つづく</a>）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.kuroiotona.com/archives/327/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>2</slash:comments>
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		<item>
		<title>サリドマイドは、今</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/317</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/317#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 24 Jan 2005 08:35:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/340</guid>
		<description><![CDATA[「サリドマイド、がん治療薬に」（東京新聞）
「サリドマイド」……この言葉を聞いても、若い人だとピンとこないかもしれません。
サリドマイドは「薬害」の歴史とともに語られる薬剤で、その全体像はサリドマイド被害やサリドマイド事 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/317">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4><a href="http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050122/mng_____sei_____004.shtml" target="_blank">「サリドマイド、がん治療薬に」（東京新聞）</a></h4>
<p>「サリドマイド」……この言葉を聞いても、若い人だとピンとこないかもしれません。</p>
<p>サリドマイドは「薬害」の歴史とともに語られる薬剤で、その全体像は<a href="http://www.mi-net.org/yakugai/dacases/thalidomaid/thalidomaidmain.html" target="_blank">サリドマイド被害</a>や<a href="http://www.terra.dti.ne.jp/%7Eakimasa/html/yakugai/thalidomide.htm" target="_blank">サリドマイド事件（日本の薬害・公害）</a>に詳しく書かれているのですが、簡単に書くと、1960年代に「安全な睡眠薬」として全世界で販売されていたサリドマイドを妊婦が服用した時に四肢の全部あるいは一部が短いなどの独特の奇形をもつ子供が産まれてきた。というものです。<br />
映画<a href="http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17087/" target="_blank">「典子は、今」</a>（1981）でサリドマイド児として誕生した女性の半生が描かれているので、見たことがない人はぜひ一度ご覧ください。</p>
<p>さて、今日取り上げたのは、とうとうサリドマイドの開発に着手する製薬会社が出てきましたよ。というニュースです。<br />
多くの悲劇を生んだ「悪魔の薬」サリドマイドが、ハンセン病や血液のがんの一種「多発性骨髄腫（しゅ）」の治療薬として海外で承認されているのに、国内では承認申請しようという製薬会社がなく、その結果、これらの病気の患者による個人輸入（実際は患者団体による輸入代行ですが）が急増していて、問題となっていたのです。</p>
<p>では、なぜ、他の製薬会社が今まで承認申請しようとしなかったのでしょうか？</p>
<p>「希少疾病用医薬品」として指定されたことからもわかるように、患者数は多くはありません。<br />
↓<br />
薬そのものの値段はおそらくそれほど高くなりません。（海外を参考にするとあまり無茶な薬価にはできないでしょう）<br />
↓<br />
販売できるようになっても、利益が少ないことが予想されます。<br />
↓<br />
サリドマイドは過去に重大な薬害を引き起こし、薬のイメージそのものが良くありません。もし、サリドマイド児が再び産まれてきたりすれば……。製薬会社は大きなダメージを受けるでしょう。<br />
↓<br />
それを防ぐためには、患者が安全に服用するために薬の管理や医師・薬剤師（←サリドマイドのことを知らない人だっているのです）への教育に十分なコストをかけることが必要になります。<br />
↓<br />
ますます利益は少なくなりますよね。<br />
↓<br />
そんな「儲からない」上に「危ない」薬をなにもウチがわざわざやらなくても……。</p>
<p>サリドマイドを販売することによる利益（経済的・道義的）に比べて、かかるコストが大きいですし、様々なリスク要因があって、非常に厄介です。ま、及び腰になりますよね。逆にこの製薬会社がどうして手を挙げたのかが不思議といえば不思議です。私自身が「開発しようとしなかった製薬会社」の側なのでなんともコメントしづらいのですけどね。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>「夢の新薬」は誰の夢なのか</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/313</link>
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		<pubDate>Fri, 21 Jan 2005 06:32:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[■ちょっとまとまってないので書き直すかもしれません。あしからず。
肺がんへの効果を期待され、世界に先駆けて０２年に日本で承認・販売された医薬品「イレッサ」。２年半を経た２０日、厚生労働省は再びその有効性・安全性について議 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/313">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■ちょっとまとまってないので書き直すかもしれません。あしからず。</p>
<blockquote><p>肺がんへの効果を期待され、世界に先駆けて０２年に日本で承認・販売された医薬品「イレッサ」。２年半を経た２０日、厚生労働省は再びその有効性・安全性について議論するため、異例の検討会を開いた。製造・販売元のアストラゼネカ社が昨年末に患者への延命効果がみられないとの臨床試験結果を公表したのがきっかけ。（<a href="http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050121ddm001010114000c.html" target="_blank">毎日新聞</a>）</p></blockquote>
<p>ということで、昨日（1/20）にイレッサの検討会が開かれております。</p>
<p>で、検討結果は「使用制限の必要乏しい」</p>
<p>ふむふむ。結論を先送りにした感じがします。</p>
<p>たしかに、薬の副作用で死亡した患者の遺族にとっては「死への悪魔」だということはよくわかる。だけど、イレッサは「効く人には良く効く」薬だといわれています。イレッサが有効な患者にとっては「生きる希望」だから、それを患者から取り上げるようなことになったらいけない。</p>
<p>じゃあ、どうすることができるのか？<br />
副作用による被害をこれ以上広げなければいいのは当たり前といえば当たり前の結論。ここでは製薬会社が何をできるか？　ってことに話を絞ります。他にもいろいろあるけど。</p>
<p>製薬会社は「イレッサは日本人に効くのか？」について早く調べ……って、コレ、ずっと言われてること。2007年春に結果がわかるというけど、遅くないか？<br />
製薬会社は「どの患者には効くのか」「どの患者には副作用が出るのか」についての研究を早く進め……って、コレ、ずっと言われてること。</p>
<p>これは、結局のところ、製薬会社は慈善事業じゃないところに根っこがあるのかなあと思います。</p>
<p>たとえば……<br />
「この患者には効かない」という結果が出ると、今までイレッサを使ってきた患者でも、これからは使わなくなるでしょ？　売上は当然減りますわな。さらにいえば、もし、「日本人で効かない」とかいうような結果が出たとすると、「イレッサ」は売れなくなる。</p>
<p>こんな結果が出るかもしれない研究を、売っている製薬会社が一生懸命やると思う？<br />
製薬会社にとっては、「世間の圧力が高まるまでは「伸ばし伸ばしダラダラと」進めた方が利益が確保できる。ってことでしょう？<br />
それでいいのかな？</p>
<p>ま、製薬会社だけが悪いとはいいませんよ。</p>
<p>厚生労働省の対応にも疑問が残ります。<br />
イレッサを承認したのは厚生労働省。すごいスピードで承認したのは厚生労働省。それで有効性に疑問が出たのに、その調査を製薬会社任せにしたらあかんやろ。後ろ向きな結果が出そうな試験をさせるのに、積極的に協力しないとあかんのとちゃう？　国民の健康を守るのが仕事やろ？<br />
世界に先駆けて承認した薬がこんなことになってるのに、何をモタモタと対応しとるですか。</p>
<p>3ヶ月後にまた検討会があるらしいので、ひきつづき注目していきます。</p>
<p>（追記）<br />
<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/01/h0120-1.html">厚生労働省の報道発表資料</a></p>
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		<title>バストは膨らまず</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/295</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/295#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Jan 2005 07:24:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>

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		<description><![CDATA[こんにちは！
たまにはさわやかな挨拶からはじめてみたのですが、さわやかどころか「ウザい」「気持ち悪い」「あっち行け」という言葉が皆さまから聞こえてくるような気がします。勘違いじゃないよな。
今日はこの（↓）ニュースを取り &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/295">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは！</p>
<p>たまにはさわやかな挨拶からはじめてみたのですが、さわやかどころか「ウザい」「気持ち悪い」「あっち行け」という言葉が皆さまから聞こえてくるような気がします。勘違いじゃないよな。</p>
<p>今日はこの（↓）ニュースを取り上げます。</p>
<h4><a href="http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005010659.html" target="_blank"><br />
巨乳の夢、効果ないのに健康食品販売２万５千人に（ZAKZAK）</a></h4>
<p>全然、さわやかじゃない話題ですけど気にしない。<br />
そんなに巨乳がいいのかな？　いや、まあ、買う人の気持ちもわからんでもないんですけど、全国で25,000人、総額2億7000万円も被害に遭ってるって……。豊胸とかダイエットとか女性の美に対する執念…これはちょっと言い過ぎですか、強いこだわりを感じてしまいます。</p>
<p>健康食品で医薬品のような「効能・効果」を表示したりするのは、薬事法違反ですからね。ハイ。</p>
<p>「利用者の声」で効果があるからといって、あなたにも効果があるとか本当に信じてますの？「○○医学博士も絶賛！」とか書いてあるから安心？<br />
信用しちゃダメダメ。そんなのは金さえ使えばどうにでもなるんですよ。なんなら、それらしいデータを作ってくれる「△△△美容研究所」とか紹介しましょうか？（←紹介しませんよ）<br />
医薬品ですら効果が怪しかったりする（<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002371.html" target="_blank">参考</a>）のに……。</p>
<p>いや、むしろ問題なのは効果よりも安全性です。こっちの方がとっても大切。<br />
よくわからない（もしかしたら危ない）成分が入っているかもしれない食品を口にするってのはどうなのよ。危ないでしょうが。ダイエット茶で死人が出てたのにまだわかりませんか。</p>
<p>頼むから健康食品買うの止めてくれよ。（つる母への切実なお願い）</p>
<p>こんなん買う余裕があるんだったら、スマトラ沖地震の募金とかにまわした方がよっぽどいいと思うんだけどなあ。</p>
<p>あとさ、これって同じように薬事法に引っかかってくるんじゃないかな？　と思うんだけど、どう思う？<br />
<a href="http://angelique.or.tv/pueraria/" target="_blank">バストアップ食品・天然プエラリア販売</a><br />
↑購入とかしないでね。</p>
<p>ちなみに、私は「女性のおっぱいはすべて美しい、だけど私のものではないんだよね、残念。派」です。偽善とか言うな。</p>
<p>参考リンク：<a href="http://hfnet.nih.go.jp/usr/annzenn/9kajyou.pdf" target="_blank">「健康食品の誇大広告を見破る9か条」の簡易版（東北厚生局作成）</a></p>
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