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	<title>くろいおとなどっとこむブログ &#187; くろいおとな的薬の話</title>
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	<description>色んな意味でリスタート</description>
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		<item>
		<title>ジーク・ジオン！</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Mar 2005 05:23:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[＃１
私の弟、諸君らが愛してくれた弟のガルマは死んだ。
何故だ！
諸君の父も子も、イボ痔の激しい痛みや出血の前に死んでいったのだ。この苦しみも痛みも、忘れてはならない。それを、ガルマは、痔をもって我々に教えてくれた。我々 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/364">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h3>＃１</h3>
<p>私の弟、諸君らが愛してくれた弟のガルマは死んだ。</p>
<p>何故だ！</p>
<p>諸君の父も子も、イボ痔の激しい痛みや出血の前に死んでいったのだ。この苦しみも痛みも、忘れてはならない。それを、ガルマは、痔をもって我々に教えてくれた。我々は、今！この痛みを結集し、イボ痔に叩きつけ、初めてイボ痔に勝利することが出来る！この勝利こそ、イボ痔患者全てへの最大の慰めになる。国民よ、悲しみを痛みに変えて、立てよ国民よ！</p>
<p>我等ジオン国国民こそ、選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ。優良種たる我等こそ、イボ痔患者を救い得るのである！</p>
<p><strong>ジーク・<a href="http://gendai.net/contents.asp?c=111&amp;id=15504">ジオン</a>！</strong></p>
<h3>＃２</h3>
<p>我が忠勇なるジオン軍兵士達よ、今やイボ痔患者の半数が我がレキオ・ファーマによって宇宙に消えた。この輝きこそ我等ジオンの効果の証しである。決定的打撃を受けたイボ痔患者に如何ほどの痔核が残っていようとも、それは既に形骸である。</p>
<p>敢えて言おう、イボ痔であると！</p>
<p>それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと私は断言する。イボ痔患者は我等選ばれた優良種たるジオン国々民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦い続けてはイボ痔患者そのものの危機である。</p>
<p>イボ痔の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。今こそイボ痔患者は明日の未来に向かって立たねばならぬ時であると！</p>
<p><strong>ジーク・<a href="http://gendai.net/contents.asp?c=111&amp;id=15504">ジオン</a>！</strong></p>
<p>…以上、ギレン・ザビ閣下の演説をお送りしました。（参考：<a href="http://lequio-pha.co.jp/www/news_030409.html">レキオファーマ、痔核治療薬を開発</a>）</p>
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	</item>
		<item>
		<title>サリドマイドは、今（２）</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/322</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/322#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 28 Jan 2005 07:07:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[「典子は、今」は思い出せましたが、松本典子（アイドル）の行方は思い出せません。つるです。
前回に続いて、サリドマイドがオーファンドラッグ指定を受け、がん治療薬として復活の道を歩みはじめたというニュースに関するお話を。
サ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/322">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「典子は、今」は思い出せましたが、松本典子（アイドル）の行方は思い出せません。つるです。</p>
<p>前回に続いて、サリドマイドがオーファンドラッグ指定を受け、がん治療薬として復活の道を歩みはじめたというニュースに関するお話を。</p>
<p>サリドマイドが希少疾病用医薬品（オーファンドラッグ）に指定されました。オーファンドラッグというのは患者数５万人未満の重篤な疾病が対象で、医療上、特にその必要性が高いか既存の医薬品と比較して著しく高い有効性又は安全性が期待できる薬に国から開発を手助けしましょうという制度で、指定されたからといってすぐに販売できるわけではありません。普通の医薬品と同じように指定→開発→申請→承認というステップを踏みます。</p>
<p>製薬会社を彼、厚生労働省を彼女にたとえて説明すると、指定を受けるのは、彼女に告白してOKの返事をもらったということ、開発は交際期間、申請は婚約で、承認が結婚といった感じでしょうか。<br />
ちなみにこの制度、貧乏な彼のために、彼女から助成金という名目で開発費用がいただけます。デート代です。でも、そこで大林素子を思い出すのは厳禁です。製薬会社は「だめんず」じゃないから。あ、でも「だめんず」もいるのか。どことは言えませんが○○薬品とか○○○○ジャパンとか。</p>
<p>さて、オーファンドラッグに指定されたら、すぐに販売できるわけではないと書きましたが、どのくらい販売できるまでにかかるのでしょうか？　調べてみました。</p>
<p>今までに希少疾病用医薬品（オーファンドラッグ）として指定を受けて、その後承認された医薬品のデータを集めてみると、指定されてから承認されるまでに平均して2年10ヶ月ほどかかっています。最短だとHIVの治療薬で2ヶ月というのもあります。付き合い始めてからゴールインまで2ヶ月なのは何かしら大人の事情があると思いますが、大人の事情なので親しい友人や家族以外は本人たちに聞かないのが暗黙のルールです。</p>
<p>逆に最長だと102ヶ月…8年半もかかっているものもあります。ずるずると交際を続けていたけど、やっと定職につけたので結婚に踏み切ったという感じでしょうか。オーファンドラッグの指定を受けてから11年以上開発しつづけている根気強い薬もありますが。彼が定職についていないのかもしれません。</p>
<p>また、当然ながら、交際しはじめたからといって全てのカップルがゴールインするわけではなく、「私たちやっぱりダメみたい」ということでお別れということもあります。そこで、石田純一と長谷川理恵を思い出したりしてしまうと縁起が悪いので、二人が付き合っていた事実そのものを忘れるのが吉です。</p>
<p>話は戻って、サリドマイド。サリドマイドがオーファンドラッグとして指定を受けましたが、その製薬会社は、あの当時サリドマイドを売りつづけていた大日本製薬ではありませんでした。贖罪とか考えたりしてもいいんじゃないかなとは思うのですが、きっと、2005年10月に迎える住友製薬との合併の準備に追われて、サリドマイドどころじゃなかったんでしょう。仕方ないですね。</p>
<p>合併して社名を変更し新しい会社として再出発するという手法は、旧ミドリ十字でも取られています。が、ミドリ十字の場合は現在の社名「三菱ウェルファーマ」が「三菱」というだけでマイナスイメージを持たれてしまうので、その辺りはきっとささいな問題なのでしょう。過去の薬害を社史から消すことができるというのはいいのかもしれません。<br />
あ、このあたりの話は大日本製薬が手を上げなかったという話とは全く関係ありません。</p>
<p>結局のところサリドマイドの開発に手を上げたのは藤本製薬という会社でした。<br />
藤本製薬？　前回も述べたとおり、サリドマイドはどう考えても開発リスクの高い薬なので、この会社が開発に乗り出したのは何か裏があるのではないかと疑いました。疑い深いのは私の性格的なものなので、本当に失礼きわまりないです。はじめにお詫びしておきます。</p>
<p>最初は株主対策かとも思ったのですが、株主は「同族」なのでその線は無し。次に売名行為を考えました。私の性格が捻じ曲がっているせいで、関係者の方々には不愉快な思いをさせているのかもしれません。あらかじめお詫びしておきます。ずっとお詫びしておきます。</p>
<p>調査の結果、藤本製薬は1998年に「カイロック」というH2ブロッカーで特許権侵害訴訟を起こされて、当時としては最高額の30億円の支払いを命じられて（その後和解）いて、特許権に関する訴訟では必ず例として出てくるくらい、すでに十分知名度のある製薬会社であることがわかりました。<br />
売名行為でもありませんでした。疑ってしまい申し訳ありませんでした。あ、そうそう、サリドマイドの特許は既に切れているので今回は知的財産にからむ問題が無いので安心ですね。</p>
<p>では、やはり金の問題なのでしょうか？　まさかそんな。</p>
<p>現在、サリドマイドは国内で承認されていないので、治療にサリドマイドを必要とする患者さんは個人輸入によって入手しています。輸入量は年間約53万錠（2003年度）、その価格は1錠（100mg）で約1000円です。<br />
そういえば、今、不意に思い出したのですが、以前、サリドマイドを国内で無許可製造していた事件がありました。その時には7万8000錠を380万円でとある病院に渡していました。「思い出した」と書いたわりにはやけに記憶がはっきりしていますが、ぐぐって調べたにもかかわらず、ヒットした先が明らかにヤバ目なページでリンクできないとかそういう理由ではありません。まあ、そんなことはともかく、7万8000錠で380万円ですから、単純に割り算して、1錠の価格は約49円。</p>
<p>これが個人輸入の価格、1錠あたり約1000円で、輸入量そのままの約53万錠を販売できるとすると、単純に計算しただけでも年間5億3000万円の販売が見込めます。いや、それはいくらなんでも暴利をむさぼりすぎですので、個人輸入の価格の半額、500円で販売することにしましょう。そうすると、年間2億6500万円。その製造原価を上の例から算出すると、約2600万円。人件費やら輸送費やらなんやらのコストがかかったとしても少なくとも年間1億円の利益は見込めるんじゃないかと思います。</p>
<p>ちなみにオーファンドラッグ指定のさい、藤本製薬は「国内での製造を目指す」とコメントしていましたが、先ほど書いた“サリドマイドを無許可で国内製造していた会社”は藤本製薬と同じ大阪府にあります。恐ろしい偶然です。</p>
<p>しかしながら、私は、たった1億円程度の利益でサリドマイドのような極めてリスクの高い薬に手を出すのは危ないと思うのです。たとえるなら大当たりが1/500の低確率でなおかつ確率変動に入らないCR機を打つようなものだと思います。そんな機種がもしあったとしても、パチンコで生計を立てている凄腕な皆さん（通称：パチプロ）だったら座りもしないでしょう。<br />
それと同じように、藤本製薬はこんなリスクの高い薬を単純に金目当てで開発するはずはないと思うのです。</p>
<p>ということで、やはり…</p>
<p>サリドマイドの開発は藤本社長（仮名）と藤本会長（仮名）と藤本専務（仮名）が取締役会で「クスリ（薬）で国家社会に奉仕し、最大より最良たれの会社でありたい。」という創業者の哲学を守った結論なのだと思います。</p>
<p>黒い大人のヒトのブログ（株）は藤本製薬を応援しています。</p>
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		<title>サリドマイドは、今</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/317</link>
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		<pubDate>Mon, 24 Jan 2005 08:35:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[「サリドマイド、がん治療薬に」（東京新聞）
「サリドマイド」……この言葉を聞いても、若い人だとピンとこないかもしれません。
サリドマイドは「薬害」の歴史とともに語られる薬剤で、その全体像はサリドマイド被害やサリドマイド事 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/317">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4><a href="http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050122/mng_____sei_____004.shtml" target="_blank">「サリドマイド、がん治療薬に」（東京新聞）</a></h4>
<p>「サリドマイド」……この言葉を聞いても、若い人だとピンとこないかもしれません。</p>
<p>サリドマイドは「薬害」の歴史とともに語られる薬剤で、その全体像は<a href="http://www.mi-net.org/yakugai/dacases/thalidomaid/thalidomaidmain.html" target="_blank">サリドマイド被害</a>や<a href="http://www.terra.dti.ne.jp/%7Eakimasa/html/yakugai/thalidomide.htm" target="_blank">サリドマイド事件（日本の薬害・公害）</a>に詳しく書かれているのですが、簡単に書くと、1960年代に「安全な睡眠薬」として全世界で販売されていたサリドマイドを妊婦が服用した時に四肢の全部あるいは一部が短いなどの独特の奇形をもつ子供が産まれてきた。というものです。<br />
映画<a href="http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17087/" target="_blank">「典子は、今」</a>（1981）でサリドマイド児として誕生した女性の半生が描かれているので、見たことがない人はぜひ一度ご覧ください。</p>
<p>さて、今日取り上げたのは、とうとうサリドマイドの開発に着手する製薬会社が出てきましたよ。というニュースです。<br />
多くの悲劇を生んだ「悪魔の薬」サリドマイドが、ハンセン病や血液のがんの一種「多発性骨髄腫（しゅ）」の治療薬として海外で承認されているのに、国内では承認申請しようという製薬会社がなく、その結果、これらの病気の患者による個人輸入（実際は患者団体による輸入代行ですが）が急増していて、問題となっていたのです。</p>
<p>では、なぜ、他の製薬会社が今まで承認申請しようとしなかったのでしょうか？</p>
<p>「希少疾病用医薬品」として指定されたことからもわかるように、患者数は多くはありません。<br />
↓<br />
薬そのものの値段はおそらくそれほど高くなりません。（海外を参考にするとあまり無茶な薬価にはできないでしょう）<br />
↓<br />
販売できるようになっても、利益が少ないことが予想されます。<br />
↓<br />
サリドマイドは過去に重大な薬害を引き起こし、薬のイメージそのものが良くありません。もし、サリドマイド児が再び産まれてきたりすれば……。製薬会社は大きなダメージを受けるでしょう。<br />
↓<br />
それを防ぐためには、患者が安全に服用するために薬の管理や医師・薬剤師（←サリドマイドのことを知らない人だっているのです）への教育に十分なコストをかけることが必要になります。<br />
↓<br />
ますます利益は少なくなりますよね。<br />
↓<br />
そんな「儲からない」上に「危ない」薬をなにもウチがわざわざやらなくても……。</p>
<p>サリドマイドを販売することによる利益（経済的・道義的）に比べて、かかるコストが大きいですし、様々なリスク要因があって、非常に厄介です。ま、及び腰になりますよね。逆にこの製薬会社がどうして手を挙げたのかが不思議といえば不思議です。私自身が「開発しようとしなかった製薬会社」の側なのでなんともコメントしづらいのですけどね。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>「夢の新薬」は誰の夢なのか</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/313</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/313#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 21 Jan 2005 06:32:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/336</guid>
		<description><![CDATA[■ちょっとまとまってないので書き直すかもしれません。あしからず。
肺がんへの効果を期待され、世界に先駆けて０２年に日本で承認・販売された医薬品「イレッサ」。２年半を経た２０日、厚生労働省は再びその有効性・安全性について議 &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/313">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■ちょっとまとまってないので書き直すかもしれません。あしからず。</p>
<blockquote><p>肺がんへの効果を期待され、世界に先駆けて０２年に日本で承認・販売された医薬品「イレッサ」。２年半を経た２０日、厚生労働省は再びその有効性・安全性について議論するため、異例の検討会を開いた。製造・販売元のアストラゼネカ社が昨年末に患者への延命効果がみられないとの臨床試験結果を公表したのがきっかけ。（<a href="http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050121ddm001010114000c.html" target="_blank">毎日新聞</a>）</p></blockquote>
<p>ということで、昨日（1/20）にイレッサの検討会が開かれております。</p>
<p>で、検討結果は「使用制限の必要乏しい」</p>
<p>ふむふむ。結論を先送りにした感じがします。</p>
<p>たしかに、薬の副作用で死亡した患者の遺族にとっては「死への悪魔」だということはよくわかる。だけど、イレッサは「効く人には良く効く」薬だといわれています。イレッサが有効な患者にとっては「生きる希望」だから、それを患者から取り上げるようなことになったらいけない。</p>
<p>じゃあ、どうすることができるのか？<br />
副作用による被害をこれ以上広げなければいいのは当たり前といえば当たり前の結論。ここでは製薬会社が何をできるか？　ってことに話を絞ります。他にもいろいろあるけど。</p>
<p>製薬会社は「イレッサは日本人に効くのか？」について早く調べ……って、コレ、ずっと言われてること。2007年春に結果がわかるというけど、遅くないか？<br />
製薬会社は「どの患者には効くのか」「どの患者には副作用が出るのか」についての研究を早く進め……って、コレ、ずっと言われてること。</p>
<p>これは、結局のところ、製薬会社は慈善事業じゃないところに根っこがあるのかなあと思います。</p>
<p>たとえば……<br />
「この患者には効かない」という結果が出ると、今までイレッサを使ってきた患者でも、これからは使わなくなるでしょ？　売上は当然減りますわな。さらにいえば、もし、「日本人で効かない」とかいうような結果が出たとすると、「イレッサ」は売れなくなる。</p>
<p>こんな結果が出るかもしれない研究を、売っている製薬会社が一生懸命やると思う？<br />
製薬会社にとっては、「世間の圧力が高まるまでは「伸ばし伸ばしダラダラと」進めた方が利益が確保できる。ってことでしょう？<br />
それでいいのかな？</p>
<p>ま、製薬会社だけが悪いとはいいませんよ。</p>
<p>厚生労働省の対応にも疑問が残ります。<br />
イレッサを承認したのは厚生労働省。すごいスピードで承認したのは厚生労働省。それで有効性に疑問が出たのに、その調査を製薬会社任せにしたらあかんやろ。後ろ向きな結果が出そうな試験をさせるのに、積極的に協力しないとあかんのとちゃう？　国民の健康を守るのが仕事やろ？<br />
世界に先駆けて承認した薬がこんなことになってるのに、何をモタモタと対応しとるですか。</p>
<p>3ヶ月後にまた検討会があるらしいので、ひきつづき注目していきます。</p>
<p>（追記）<br />
<a href="http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/01/h0120-1.html">厚生労働省の報道発表資料</a></p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>「イレッサ」欧州承認申請取り下げ</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/291</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/291#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 05 Jan 2005 08:47:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[英アストラゼネカ、欧州の「イレッサ」承認申請取り下げ（NIKKEI NET）
先日お伝えした「イレッサ」のニュース（このブログの『期待の新薬だった「イレッサ」効果なし』）の続報です。十分な延命効果が認められなかったという &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/291">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4><a href="http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050105AT2M0500305012005.html" target="_blank">英アストラゼネカ、欧州の「イレッサ」承認申請取り下げ（NIKKEI NET）</a></h4>
<p>先日お伝えした「イレッサ」のニュース（このブログの<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002290.html" target="_blank">『期待の新薬だった「イレッサ」効果なし』</a>）の続報です。十分な延命効果が認められなかったということで欧州の当局（EMEA）への承認申請を取り下げた模様。<br />
副作用（による死亡）が社会問題となってしまうなど、すっかり薬としてはケチがついてしまった。この「イレッサ」の現状はがん細胞を標的とした期待の新薬だっただけに（製薬会社サイドの人間としては）非常に残念です。</p>
<p>欧州で申請を取り下げたことで、日本の厚生労働省がいったいどういう対応に出るか非常に興味深い。安全性に問題があり、有効性にも疑問があるこの状況でどう判断するのだろうか。<br />
この「イレッサ」、明らかに腫瘍が小さくなるなどの絶大な効果が一部の患者では見られることからも、薬そのものの作用の仕方から見ても、「効く人には効くが効かない人には全く効かない」タイプの薬なので、これからは、どの患者に効いて、どの患者には効かないかをはっきりと見極める必要性に迫られているということだけは明らかだ。<br />
1/20には医薬食品局安全対策課が「ゲフィニチブ（←イレッサの一般名）検討会」を開催するらしいので、その結果がわかればまた取り上げます。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>#26 「バファリン」の残り半分</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/283</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/283#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 25 Dec 2004 04:39:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/306</guid>
		<description><![CDATA[メリークリスマ？　ま、クリスマスなどという世の中のカップルがくんずほぐれつであんなことやこんなことになるイベントは私には縁のない話なので、まったく関係のない話をしようと思います。
バファリンの半分はやさしさでできています &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/283">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>メリークリスマ？　ま、クリスマスなどという世の中のカップルがくんずほぐれつであんなことやこんなことになるイベントは私には縁のない話なので、まったく関係のない話をしようと思います。</p>
<blockquote><p><a href="http://www.bufferin.net/index.html">バファリン</a>の半分はやさしさでできています。</p></blockquote>
<p>懐かしいコマーシャルのフレーズです。でも、これを聞いたら「じゃあ残りの半分は？」って思いますよね。私の調査では日本国民の87％が疑問に思い、そのうちの55％は悩みすぎて眠れなくなり、さらにそのうちの42％はお客様相談室に電話で問い合わせています。それくらい国民的な疑問です。</p>
<p>この国民的な疑問を解消するべく、私は立ち上がろうと決意しました。まずは手始めにインターネットキッズらしく、<a href="http://mclover.net/Essay/Q-A6.htm#5">インターネットで調べてみた。</a></p>
<p>……。</p>
<p>バファリンはインターネットキッズにはやさしくないみたいだ。</p>
<p>というので終わってしまっては、なんのために薬関係の仕事をしているのかわかりません。<br />
（↑生活のためです）<br />
（↑会社では窓際業務を担当しています）<br />
（↑ガチです）<br />
（↑書いていてへこんできます）<br />
（↑そんなリアルな話は忘れたいです）<br />
（↑……。）</p>
<p>……ということで（現実から逃避したいので）きっちりと調べてみました。</p>
<p>解熱鎮痛剤としては抜群の知名度を誇る「バファリン」シリーズ、たくさんの種類がありますが、今回はその中で、（たぶん）中心商品の「バファリンA」をとりあげることにします。</p>
<p>「バファリンA」は1錠中に有効成分として</p>
<ul>
<li>アセチルサリチル酸</li>
<li>ダイバッファーHT（合成ヒドロタルサイト）</li>
</ul>
<p>が含まれています。アセチルサリチル酸は熱を下げて痛みを抑える働き、ダイバッファーHTはアセチルサリチル酸が胃荒れの原因になるので、それを抑える働きをしています。まあ、ここまでは、どこで調べてもだいたいわかる話。</p>
<p>で、問題なのはその他に含まれている成分です。<br />
調査の結果、「バファリンA」にはトウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化チタン、マクロゴール、青色1号が入っていることが判明しました。<br />
ま、詳しいことは説明しません（←主に私が面倒くさいという理由です）が、これらの成分は「バファリンA」を錠剤にして飲みやすくするために添加物として含まれています。薬としての効きめには関係ありません。</p>
<p>あれ？　肝心の「やさしさ」がどこにもないですね？</p>
<p>そう「バファリンA」には、どこにも「やさしさ」が表示されていませんでした。「やさしさ」は半分どころかまったく入っていませんでした。つまり、もともと「やさしさ」なんか入っていなかったんです！</p>
<p>……という夢も希望もない結論にして、本日の更新を終えたいと思います。メリークリスマス！</p>
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		<title>期待の新薬だった「イレッサ」効果なし</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/282</link>
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		<pubDate>Tue, 21 Dec 2004 02:57:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的ニセ科学]]></category>
		<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[「混合診療」の話でも書こうかなと思っていたところ、気になるニュースがあったのでそちらを優先することにします。
「イレッサ：
難治性肺がんの延命効果なし　大規模臨床試験で」（毎日新聞）
あわわわわ、危惧していたことが現実に &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/282">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「混合診療」の話でも書こうかなと思っていたところ、気になるニュースがあったのでそちらを優先することにします。</p>
<h4><a href="http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041221k0000m040134000c.html" target="_blank">「イレッサ：<br />
難治性肺がんの延命効果なし　大規模臨床試験で」（毎日新聞）</a></h4>
<p>あわわわわ、危惧していたことが現実になってしまった。この医薬品「イレッサ」についてはよくわからない方もいると思うので、話の流れを簡単に説明することにします。</p>
<p>○イレッサ（一般名ゲフィニチブ）は肺がん（正確には非小細胞肺がん）治療の切り札として非常に期待されていた。詳しくは書かないけれどもほとんど治療の選択肢がなかったがんに対して「がん細胞を狙い撃ち」できるってこと。</p>
<p>○厚生労働省が世界に先駆けて、申請してからたった5ヶ月で承認。通常の医薬品は申請～承認の期間が1年半以上かかることを考えるときわめて早い。というか早すぎて「大丈夫？」という気になった。あ、あと「ウチの医薬品も早く審査してくれよな」とか思っていた。（←コレは個人的な感想です）</p>
<p>○発売後は副作用の間質性肺炎により死亡例が続発した。報告義務違反やら適正使用とかいろいろな問題も出てくる。なんていうか「あー、やっぱり？」という感じ。ここはツッコまないで。</p>
<p>○そして↑のニュース。</p>
<p>これはつまり、簡単に書くと肺がんの治療薬、<strong>イレッサを投与しても「長生きはしない」</strong>という結果。腫瘍は小さくなるようですが、腫瘍だけ小さくなっても意味ないんじゃあ……。この結果をうけて、厚生労働省や販売元の製薬会社がどのような対応をとるのか、しばらくイレッサの国内での取り扱いには要注目です。</p>
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		<title>#25 『治療薬』という嘘</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/269</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/269#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 24 Nov 2004 02:22:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[一般的なイメージとして、「薬」＝「病気を治すもの」ですよね？　でも本当にそうでしょうか？
「製薬会社は患者のことを考えている　という嘘」の中で私は
患者の望む順に治療薬が開発されているわけではなく、儲かる（あるいは儲かり &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/269">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>一般的なイメージとして、「薬」＝「病気を治すもの」ですよね？　でも本当にそうでしょうか？</p>
<p>「<a href="http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002097.html">製薬会社は患者のことを考えている　という嘘</a>」の中で私は</p>
<blockquote><p>患者の望む順に治療薬が開発されているわけではなく、儲かる（あるいは儲かりそうな）薬から開発されていくのです。</p></blockquote>
<p>と結論づけました。</p>
<p>あ、本題に入るその前に、少し、「（会社にとって）いい商品」とは？　という話をしなければいけませんでした。<br />
いい商品というのは、原価が安くて売価が高い、などというようないろいろな条件もありますが、最も重要なのはズバリ「お客に買ってもらえる商品であること」です。魅力的な商品は多くの人にくり返しくり返し、買ってもらえますよね。</p>
<p>私にとって魅力的な商品の一つは「グ○コ」の「ポ○キー」…まるわかりすぎて、伏字にしている意味が無いような気がしないでもないですけど。おいしいです。ついついコンビニで買ってしまいます。</p>
<p>話を製薬会社に戻しましょう。製薬会社はその名のとおり、「会社」という（慈善団体ではなく）営利団体で、「商品」を売って利益を上げています。</p>
<p>製薬会社にとっては「商品」＝「薬」、「お客」＝「患者」というのが理解していただけると思います。（「お客」が患者ではなく医者だという話も無いではないですけど、そのお話はまた別の機会にするとしましょう）</p>
<p>さて、「薬」が「病気を治すもの」だとすると、薬を飲めば病気が治り、患者は健康な人となります。健康な人はもはや患者ではなく、薬を飲む必要な無くなります。</p>
<p>逆に、「薬」が「病気を治さないもの」だとすると、薬を飲んでも病気は治らず、病気はどんどん悪い方へと進行していきます。そして病気は重くなり、いずれは死に至り……。こうなると薬は飲んでもらえません。</p>
<p>……ということは、病気が完治しなければ、患者は薬をずっと飲みつづけます。生かさず殺さず。将来にわたってずっと使い続けてもらえる薬。製薬会社にしてみれば「お客」は減ることがなく、「商品」はずっと買いつづけてもらえます。</p>
<p>こういう薬が利益を生み出す魔法の薬なのです。</p>
<p>あなたの飲んでいる薬であなたの病気は本当に治りますか？</p>
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		<title>#24 製薬会社は患者のことを考えている　という嘘</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/261</link>
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		<pubDate>Fri, 05 Nov 2004 05:46:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

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		<description><![CDATA[実に久しぶりに薬関係の話を書きます。まじめに書きはじめたら、頭が疲れちゃったので、まとまってませんよ。と先にエクスキューズしておきます。
さて、製薬会社のポリシーには「私たちは健康に貢献しています！」「常に患者さんを思っ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/261">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>実に久しぶりに薬関係の話を書きます。まじめに書きはじめたら、頭が疲れちゃったので、まとまってませんよ。と先にエクスキューズしておきます。</p>
<p>さて、製薬会社のポリシーには「私たちは健康に貢献しています！」「常に患者さんを思っています！」というキャッチコピーがずらずらと並んでいます。どこの会社がどんなポリシーだとか、そういうのは製薬会社のサイトなどを見ていただければすぐに見つけられると思います。</p>
<p>はいはい、確かにおっしゃる通りです。</p>
<p>たくさんの医薬品が製薬会社によって開発されて、病気の治療の役に立っています。必要な医薬品を患者さんにお届けして、病気を治療し、健康な生活を過ごせるようにしているのは間違いないことのように思えます。</p>
<p>でも、何か変だと思いませんか？</p>
<p>たとえば…少し前に世間を騒がせた「SARS」、凶悪なウイルスによる感染症SARSに対するワクチンは結局、いわゆる大手の製薬会社はどこも開発に手を出さず、（国内で細々と）開発を続けているのは国立大学だったり、半官半民の会社だったりします。<br />
他にもあの病気とかあの病気とか、数え上げたらキリが無いくらい、「薬で治せない病気」ってのがあります。</p>
<p>それはなぜでしょう？</p>
<p>もちろん現代の科学をもってしても治療に有効な薬を開発できていない病気もあります。それはまあ、仕方がないというか、科学も万能ではないというほかありません。残念ですが。<br />
しかし、もっと直接的に影響のある要因があります。</p>
<p>それは…</p>
<p><strong>「カネ」</strong></p>
<p>わ、わかりやす過ぎる！（…絶賛自画自賛中）<br />
「今まで治せなかった病気を治療する薬ができそうだ！」というものがあったとします。公表されたデータを見ると、確かに効果が期待できそうです。でも、いつの間にやら開発が中止になっていたりします。</p>
<p>…利益が出ないからです。</p>
<p>ご存知のように、薬の開発には長い時間とべらぼうな費用がかかります。10年100億と言われています。とすると、ニーズはあるけど市場規模が小さい。つまりは、患者はいるのだけれども、その人数がものすごく少ない病気というものがあったとすると、その病気を治す薬は、たとえ開発に成功して販売したとしても、開発コストに見合う利益を得られない。つまり開発コストを回収できないのです。そうすると、製薬会社は薬の開発を中止してしまうのです。</p>
<p>製薬会社はあくまで会社で営利団体であり、本当の意味で病気で苦しむ人を助けているのかどうかという点においては疑問です。…というのは極論ですけど。でも、やはり、お金にならない病気には目もくれずにいるのです。</p>
<p>逆に、たくさんの患者がいる、開発コストがあまりかからない、治療薬の値段が高い、などといった理由から、製薬会社にとってはウマミのある病気、言い換えると利益の出る病気（例えば高脂血症…あくまで例ですけど）などは、一つの製品が成功した（簡単に言うとものすごい儲かった）りすると、続々とその分野での薬が開発されていきます。</p>
<p>残念ながら、患者の望む順に治療薬が開発されているわけではなく、儲かる（あるいは儲かりそうな）薬から開発されていくのです。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.kuroiotona.com/archives/261/feed</wfw:commentRss>
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	</item>
		<item>
		<title>#23 製薬会社だけ儲かってる？</title>
		<link>http://blog.kuroiotona.com/archives/247</link>
		<comments>http://blog.kuroiotona.com/archives/247#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 23 Apr 2004 06:52:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuru</dc:creator>
				<category><![CDATA[くろいおとな的薬の話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.kuroiotona.com/archives/270</guid>
		<description><![CDATA[医療保険制度の問題点
私は医療福祉関係の勉強をしていて、以前、社会保険制度の問題点について調べたことがあります。
その過程でこのサイトを読んで、そういう印象を抱いたのでした（古い資料ですが）。
上で「製薬会社儲かってる！ &#8230; <a href="http://blog.kuroiotona.com/archives/247">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<blockquote><p><a href="http://www.miyabi-c.co.jp/hidamari/kouhei/2001_12_kou/2001_12_kou.htm">医療保険制度の問題点</a><br />
私は医療福祉関係の勉強をしていて、以前、社会保険制度の問題点について調べたことがあります。<br />
その過程でこのサイトを読んで、そういう印象を抱いたのでした（古い資料ですが）。<br />
上で「製薬会社儲かってる！　ムキー！」とえらそうなことを言っておきながら、実は全然意味がわかってないので（病院経営は赤字だーだからお前らの就職先はないーと学校で口をすっぱくして言われてたりはしますが）、もしよろしければお暇なときにでも解説いただけると嬉しいにゃ（萌えアピール）<br />
（匿名希望さん）</p></blockquote>
<p>答えようと思いながらすでに3ヶ月…いいかげん解答します。ほんと遅筆でごめんなさい。</p>
<p>製薬会社は儲かります。</p>
<p>昔のことわざ（慣用句だっけ？）で「薬九層倍」（薬の定価は原価よりはるかに高く、もうけが大きいこと。）というのがあるんですけど、それはまあ事実でモノによっては原価の50～100倍で売ってるのもあります。 私が勤めてる会社は決して好業績じゃないですけども、それでも利益は出てます。</p>
<p>だってさ、会社だもん。ボランティアじゃないもん。</p>
<p>でも、何にもしないで儲かってるわけじゃあないんです。業界ではよく言われていますが，一つの医薬品を開発するのには「10年100億」という長い期間とものすごい金額の投資をしてるわけ。本当はもうちょっと投資が必要なんですけど。（～￥300億くらいかなあ）<br />
さらには医薬品の候補になりそうな化合物を作るところから考えると、開発期間中に安全性に問題があったり、はたまた有効性に問題（効かない）があったりして大体1万分の1の割合でしか製品にならない。他の業界に比べると非常にリスクの高い業種なんです。つまり、当たりクジ（いい医薬品）を引かないとダメ。<br />
逆に当たりクジを引くとあっという間に収益が上がる。ある意味では鉱脈を掘り当てるのに似ています。<br />
海外では小さなベンチャー企業がみるみる内に大きくなっていったりしてるんですがね。</p>
<p>いや、でもね、製薬会社が病院の利益を掠め取ってるわけじゃないです。<br />
病院が利益が出ないのは製薬会社がうわまえをはねてるんじゃなくって、病院側（と保険制度）の問題なんですよ。</p>
<p>じゃあ、なんで病院は利益が出ないの？<br />
診療報酬そのものが安いっていうのもあるんですが、一人の患者にかける手間が多すぎるのが問題なんですよ。</p>
<p>ある病気に罹って入院するとしましょう。で、A病院では3日で完治して退院、一方B病院では7日で完治して退院。<br />
どっちが診療報酬をたくさんもらえます？同じ病気は同じ診療報酬じゃないの？</p>
<p>いや、違います。B病院です。<br />
こういうことがまかり通ってるから、収益を生み出せない体質になってるのだと私は思いますよ。ええ。</p>
<p>一人の患者さんに手がかかったほうが、お金はたくさんもらえます。<br />
こうやって手をかけている（つまり非効率に治療する）と保険から支払われる医療費の総額が高くなります。そうすると当然「診療報酬が高すぎる！」って話になりますよね。で、診療報酬が下がる。そうするとますます診療では利益が出なくなります。<br />
それに、手がかかるから医師や看護師一人一人の負担が増えて、負担が増えると医師や看護師が足りないって話になって、そうすると医師や看護師を増やすっていうことになる。そうすると人件費がさらにかかる…ってのもあります。</p>
<p>医者が足りないとか言われてますけれども、実際は違う。欧米と比べたって人数が足りないわけじゃないのです。<br />
誤解を恐れずに書けば、医師は余ってる。（と思います）</p>
<p>そんなバカバカしい話はないでしょう？<br />
厳しい見方をすれば自業自得だと言えませんか？</p>
<p>あと、ついでに書いておくと、医師の給料…なんであんなに高いんでしょうね？儲かってないのに。</p>
]]></content:encoded>
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