おはら汁からお越しの皆さんへ

私はプラセンタの調査に没頭中で、とてもとてもスク水になったり、プリーツスカートをはいたりする余裕はございません。あしからず。

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史上最悪の花粉症対策(4・完)

史上最悪の花粉症対策と題して、思いついた順番に書き始めましたが好評なのか不評なのか全くわからないまま最終回を迎えました。きっと好評なのでしょう(根っからのプラス思考です)。今まで私が挙げてきた花粉症対策は「ディーゼル車爆破」「林業に転職する」「アンケートに回答する」などという全く役に立たないものでしたが、いかがで…行間を読め。こんにちは。

さてさて、花粉症はアレルギーなので、日々の生活を改善することで、症状が軽くなったりするといわれています。食生活では「肉類などの動物性タンパク質や脂肪を控えた、バランスの良い食事をとり、アルコールやタバコは控える、睡眠をしっかりとってストレスをためないこと」だそうです。ただし、そんな暮らし方ができる人ならこの電波ブログを読んで0.05秒後には即閉じしていると思いますが。

それはともかくとして、花粉症に効果があるといわれているという食品やらなにやらが厚生労働省の花粉症対策のページの一つ「花粉症の民間療法について」にリストアップされていたので書き出してみました。

シジュウム茶,甜茶,情報水,クロレラ,波動水,花粉グミ,スギの葉エキス,シソジュース,プロポリス,サルノコシカケ,シソの実油,アロエエキス,シソエキス,シソ飴,シソの葉,青汁,甜茶,ガム,花粉症スッキリ飴,ラブレ菌,ミントガム,ギムネマ茶,ルイボス茶,ハーブ茶,ドクダミ茶,野草茶,ニンジンジュース,きな粉牛乳,ウコン など

健康食品マニアには聞き覚えのありそうなモノのオンパレードです。効果も回答者数が少ないのですが、甜茶14%,クロレラ8%,花粉グミ29%,シソジュース18%,シジュウム茶40%とバッチリです。ただし、回答した人は「花粉症の患者」です。花粉症治ってねーじゃん。まあ、どれだけ健康食品ブームに踊らされているかを確認する意味では有用な情報ですね。私も健康食品販売に手を出そうかと思います。

ちなみにこの調査では超有名な花粉症対策食品「ヨーグルト」が抜けていますが、これについてはすでに色々なところで、花粉症の症状を軽くする効果が示されていているので、あまり説明する必要はないでしょう。続々と便乗商品が発売されています。あ、そういえばヨーグルトはプロ野球の春季キャンプが始まる前にジャイアンツが買い占めていました。キャンプ中にヨーグルト食べたからといって、すぐ花粉症が治るわけではありませんが、きっと数年先を見越した長期的な戦略なのですね。さすがです。

なお、花粉症の自然治癒率は0.2~0.5%ですので、治療を受けなければ99.5~99.8%の人は治りません。生活の改善は花粉症治療の支えだということです。あ、やばい、マトモに書いてしまった。ようは治したければ嫌がらずに病院に行って薬をもらえという簡単な話です。

そうはいっても治るまでは苦しい花粉症、「花粉に人体が反応してアレルギーを起こす」病気なのですから、花粉症対策としての決め手はズバリ「花粉と接しない」ことです。

(1)外出する日を選ぶ

外に出るときは花粉の少ない日を選びましょう。「花粉がたくさん飛んでいるので今日は休みます」といえば上司の理解が得られます。

(2)マスク着用

吸い込んでしまう花粉に対しては、使い捨てタイプの花粉対策用のマスクが安いものでも十分効果がありますが、防毒マスクタイプのものがもっとも効果的ですので、「ダースベイダーごっこだ」と言い張って出勤・通学時に着用すると、「お。アイツはなかなかやるな」と一目置かれるので一挙両得です。さらに化学防護服も同時に着用すれば混雑時にはなぜか周囲の人が自然に道をあけてくれるなどさまざまな特典がついてきます。

(3)メガネ着用

メガネは目の中に入る花粉を1/4に減らします。萌えメガネをつけてブログにアップすればアクセス数は4倍以上(当社比)になります。スク水着用ではその効果が計り知れないほどあります。が、花粉症には効果がないのでご注意ください。おはらんGJでした。

しかしながら、もっと有効かつインターネットキッズに最適な対策があります。それは…

家から出ないこと。

外に出なければあの恐ろしい花粉にさらされることもありません。
「働いたら負けかなと思っている」くらいの気概を見せましょう。特に窓は開けてはいけません。「花粉症で窓を閉め切るは大凶」などと花粉症の家相学の人が言っていますが気にすることはありません。そもそも家相がよければ花粉症にならないと思いますし。
窓の1/4を開けると外気中の1/3の花粉が入ってきます。空気清浄機(花粉フィルター付)もフル回転させなければいけません。いっそのこと、思い切ってバイオクリーンルーム(クラス100)を室内に設置してみるというのいいのではないでしょうか。価格も1.7m四方で1,750,000円と格安です。

前回、私はつい調子に乗って「立ち上がれインターネットキッズ!」などと書いてしまいましたが、本当は立ち上がってはいけませんでした。
2月10日は「ニートの日」、おとなしくPCの前に座ってネットサーフィン(死語)をしていればよかったのでした。正しくは「立ち上がるなインターネットキッズ!」「引きこもってろインターネットキッズ!」でした。謹んでお詫びいたします。ごめん。あと、ここまで読んでくれて…ごめん。生まれてきてごめん。

(前回までの記事)
<史上最悪の花粉症対策(1)>
<史上最悪の花粉症対策(2)>
<史上最悪の花粉症対策(3)>

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史上最悪の花粉症対策(3)

前回までをお読みになって、西部警察よろしく道行くディーゼル車を爆破しましたか? 上司に辞表を提出して、「製材業」をリクナビNEXTで探したりしましたか? まだですか? 一言いいたいことがあります。早まるな。つるです。

さて、花粉症の治療方法には主に薬物療法,減感作療法,手術療法の3つのパターンがあります。順に簡単に説明していきましょう。「やっとまともな話をする気になったか」などと思われていそうですが、私は最初から真剣です。話の方向性がおかしいだけです。

まずはじめに薬物療法。
これは抗アレルギー薬やステロイドを使い、鼻水などの花粉症の諸症状を抑えます。
鼻から薬を投与する場合もありますが、どこかのクラブで入手した粉を鼻から吸引してクールにキメるのは間違ったやり方です。注意しましょう。

また、治療と称している割には、薬を飲んでも花粉症は治りませんが、これは不具合ではなく仕様です。医者と製薬会社の陰謀などといううがった見方をしてはいけません。治療と称してスタンガンを当てたり、性行為に及んだりするよりははるかに良心的です。

次に減感作療法。
これは薄めた花粉のエキスを少しずつ注射するものです。治療期間が長くなる(2年以上)うえにすべての人に効くわけではない(有効率は60%~80%程度)といわれ、この治療を行なってくれる病院を探すのに一苦労といった現状ですが、今のところ花粉症を根治する唯一の治療法です。

ちなみに、スギにとっての花粉は人間にとっての精液みたいなものですが、精液を注射するとうつに効くだけです。あ、注射する場所が違いますか。あ、注射じゃなくって注入ですか。そうですか。

最後に手術療法。
鼻の中の粘膜をレーザーやトリクロール酢酸という薬品で焼いて、花粉をつきにくくする方法です。こちらも60%以上の人に効果があるようですが、一年も経つと、粘膜は元に戻るって効果がなくなるといわれています。

なお、タバコの火でヤキを入れると、傷は一生残りますが花粉症は治りませんのでくれぐれもご注意ください。

…というように、治療法はあります。ただ、花粉症の治療は「効果がない」という人も多くいます。なぜでしょう? さまざまなところを調べてまわった結果、答えは意外なところで見つかりました。

先日、キリンビールがインターネットで「花粉症」に関する意識調査というアンケートを行った結果を発表しました。そして、そこからは典型的な「花粉症に悩む人」のイメージが浮かびあがってきました。それは…

(1)事前に予防はしない、症状が出てからあわてて対処し、
(2)症状が出てからも「うがい」「マスク」という手軽なもので済ませ、
(3)そのあとイヤイヤながら「病院で処方される薬」を使います。

さらには

(4)効果には「眠くなる」「体質改善につながらない」と不満タラタラで、
(5)さらには7000円程度で「カネがかかる」と貧乏丸出し、
(6)薬は効かないから、サプリメントや健康食品とかお茶を試せば、
(7)もしかして治るのではないかと思っています。

…治るか。ボケ。

と思わず素でツッコミを入れたいところですが、そうではありません。この人たちは「そのうち治るだろう」という根っからのポジティブ思考な人たちなのです。怠け者でケチで能天気ですが。

花粉症の自然治癒率、つまり、何もしないで勝手に治ってしまう確率は0.2~0.5%で、ほとんどの人は還暦を迎え、赤いちゃんちゃんこを着る60歳頃まで花粉症に悩まされつづけます。
しかしながら、怠け者でケチで能天気なアンケート回答者たちは例外で治るのです。キーワードは「プラセボ効果」

有効成分を含まないにもかかわらず、「薬を飲んだ」という意識から治療効果が出るというものです。花粉症を含むアレルギー性鼻炎では特にプラセボ効果が高く、有効成分を含まない偽薬が30%を越える高い有効性を示したこともあるのです。

「治る」と信じ込んだら治るんです。信じ込ませたもの勝ちです。つまり、「ポジティブに考える」だけで治療効果があるのです。成功しているマルチ商法と同じやり口です。レッツ・ポジティブ・シンキングやで。

そして、あのアンケートの回答者たちは、ケチで怠け者ですけれども、きわめてポジティブな姿勢を示しています。

…というわけで

キリンビールは再度インターネット上で「花粉症」に関する意識調査のアンケートを実施するべきだと黒い大人のヒトのブログ(株)は主張します。立ち上がれインターネットキッズ。(いいかげん長くなりましたが次が最終回です)

なお、きちんとした治療を受ければ80%以上の方が症状が改善する、ということは念のためお伝えしておきます。

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史上最悪の花粉症対策(2)

スギ花粉症が激増したのには、ディーゼル車を含め、さまざまな理由が挙げられていますが、もっともはっきりしている理由はアレルゲン(=アレルギーの原因物質)であるスギ花粉の増加です。アレルゲンへの曝露量が増すほど、アレルギー発症者数が増します。スギ花粉の飛散量が多くなればなるほど花粉症患者の数が増えます。

スギは樹齢30年近くになると、成木として一定量の花粉を飛散させるようになります。男性が大人になって精子を作るのと同じです。スギと人間では飛ばすメカニズムは違いますが。

戦後、主に1950~60年代にかけて、スギが多く植えられました。植林されたスギは立派に成長し、成木となって花粉を多く飛散させるようになりました。私は第二次ベビーブームに生まれ、あまり立派には成長しませんでしたが、成人となって精(以下自主規制)

育ったスギは伐採され、木材として使われる…はずだったのですが、30年も経てば事情もかわります。海外から安い木材が輸入されるようになり、日本国内の林業は順調に沈下していったのです。こうして伐採されるはずのスギが残ることになり、花粉を飛ばしっぱなしの状態になったのです。その結果、80年代にはスギ花粉の飛散量が倍増することになり、現在に至るわけです。
そして、今年は観測史上最悪のスギ花粉飛散量と予想されています。実にお気の毒です。

しかし、これは逆に、スギ花粉が少なくなればスギ花粉症の患者は少なくなるということを意味しています。何でもプラス思考でいくと道が開けてくるものです。

「スギ花粉が多いのなら、花粉を飛ばさないスギを作ればいいじゃない」と言ったかどうかは知りませんが、林野庁と独立行政法人「林木育種センター」が花粉症対策に無花粉スギを開発しています。やりました。すばらしい。

ただ、「スギは種の交雑を防ぐため、種苗法で植林地域が限定されており、茨城県で育成された爽春は、本州の宮城県以南の太平洋側と四国にしか植えられない。(朝日新聞)」上に、「世代交代には数十年かかるとみている。(毎日新聞)」とのことなのですが。

今、花粉症に悩まされている人たちは20~50代の人たちが中心で、数十年後には老化により免疫力が低下して、花粉症は自然に治ってしまう可能性の方が高いですが、国家百年の大計を考える林野庁ですから、今、スギ花粉症に苦しんでいる人たちよりも、ずっとずっと先のことを見据えているのでしょう。さすがです。昨年秋に発見したはずなのに花粉症が話題になるこの時期まで待って発表したのも決して話題作りなどではなく、国家百年の大計を考えてのことに違いありません。

ちなみに日本海側では今から10年以上も前の1992年に富山県で無花粉スギ「はるよこい」が発見されていて、苗木の生産体制が整うのが2011年、今から6年後です。こちらも、それから数十年かけて花粉症対策が取られていくことになります。GJ(グッド・ジョブ)です。

「そんな回りくどい方法は嫌だ」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方にはスギの枝を落としたり、もっとダイレクトにスギを切り倒したりという直接的な方法をおすすめします。

これについても、林野庁では、花粉の発生量の抑制につながる森林整備の方法を開発するため、平成14年度から都市近郊のスギ等の人工林において抜き伐り、枝落としなどを実施しています。(「森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A」)と、すでに行動を起こしています。さすがです。

「昨年度までに1100ヘクタールを伐採、今年度は全国で600ヘクタールのスギ林で行われる(読売新聞)」と目ざましい実績です。がんばっていますね。

ちなみに、この合計1100ヘクタールという実績の前ではすっかりかすんでしまうかもしれませんが、スギ林は関東地方だけでもおよそ300000ヘクタールあります。(参考資料

いや、でも、これは仕方ないのです。

林野庁も全力を尽くしているのですが、林業そのものが不振なので、林業従事者が不足しているのです。平成12年度の国勢調査によると、全国の林業従事者はわずかに6万人です。年々減少しています。いかんせん人がいないのです。それでも、ボランティアの人に協力してもらったりして最大限努力した結果が1100ヘクタールなのです。林野庁の怠慢などと責めたりしてはいけません。

こういうときこそ、年々増加傾向にあり、全国で1300万人もいる大集団「スギ花粉症患者」は立ち上がるべきです。

…というわけで

スギ花粉症の人は林業に転職してスギ林を整備すべきだと黒い大人のヒトのブログ(株)は主張します。伐採のさいにはマスクと眼鏡をしっかりと着用してがんばってください。(さらにつづく

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史上最悪の花粉症対策(1)

今年予想されるスギ花粉の飛散量は観測史上最悪、昨年の10~30倍にもなるそうです。空前の花粉症ブーム?ですね。

黒い大人のヒトのブログ(株)をご覧になっている賢明で聡明でちょっとアレがナニな皆さまにおかれましては、メディアが吹聴する「昨年の10~30倍!」というあまりにもあからさまな数字のトリックに引っかかった人はいないと思いますが、もし万が一そんな人がいるのでしたら、これから私が書こうとしている花粉症についての内容についうっかりとだまされてしまう可能性があります。ぜひ『匙を投げる』のこの記事を3回音読してから戻ってきてください。

読みました? …というわけで、昨年は非常にスギ花粉の飛散が少なかったので、昨年の10~30倍でも、実際は例年の2~3倍ですが。まあ、30倍だろうと3倍だろうと、スギ花粉の飛散量が非常に多いことにかわりはありません。花粉症の人には気の毒なシーズンとなりそうです。

テレビや新聞でも花粉症についてこぞって取り上げています。中でもテレビ東京は「教えて!ウルトラ実験隊」という番組で花粉症対策の実験を放送していました。社会問題にきっちりと取り組もうという熱意が表れています。ただ、熱意があふれ出すぎたためか、実際より長い期間行ったと偽って謝罪するはめになりましたが。ウルトラ実験隊ははじめに実験のやり方を基礎から教えてもらったほうがいいのではないかと思います。

さて、このスギ花粉症、スギ花粉がアレルゲン(アレルギーの元となる物質)なわけですが、1970年代には日本での患者はほぼゼロでした。ところが現在では日本人の5人に1人が花粉症といわれています。なぜ、こんなにも増えてしまったのでしょうか?

原因については諸説があります。あ、そういえば石原慎太郎都知事率いる「リアル石原軍団」東京都の環境局が調査した結果を発表していました。(「ディーゼル車排出ガスの花粉症に対する影響について」

結果は次のようなものでした。

ディーゼル車排出微粒子が、ヒトのスギ花粉症症状の発現や悪化へ影響を及ぼすことが初めてわかった《国内初》
妊娠中にあびたディーゼル車排出ガスが、生まれた仔に影響することが初めてわかった《世界初》

実際のページを見ていただければわかりますが、フォント弄りをしてまで、その成果を強調しています。ということで、どうやらディーゼル車が悪さをしているようです。花粉症がひどくなるのはディーゼル車が原因です。

まあ、その割には

ディーゼル車排出ガス濃度の差が、花粉症患者の割合の増加に影響を及ぼすことを明らかにするには至らなかった

とディーゼル車の排ガスと花粉症の患者数との関係は明らかにできなかった、つまり、ディーゼル車にすべての責任を押し付けるのには失敗したとも公表していますが、これは枝葉の問題でささいな事です。フォントだってノーマルのままです。
ディーゼル車の規制を巡って、三井物産がデータねつ造した一件も、ディーゼル車の存在が悪だということが原因です。とにかく東京都にとって、ディーゼル車が悪なのです。きっとそうに違いありません。悪のフォースの脅威はデススターに乗ってすぐそこに迫っているのです。そういえば、ふと思い出しましたが検査の立会いと称して釣りにでかけた環境局の職員の方はお元気ですか? あ、これは話の本筋とは関係ありません。

ともかく、東京都ではほとんどすべての悪いことは「外国人」と「ディーゼル車」が原因です。外国人を締め出せば都内の犯罪は一掃されます。ディーゼル車を締め出せば都民は花粉症が治ります。

…というわけで

東京都民は花粉症対策として、すみやかに西部警察を出動させ、ディーゼル車を打ち壊すべきだと黒い大人のヒトのブログ(株)は主張します。東京都ならびに花粉症に苦しむ東京都民の皆さん、がんばってください。(つづく

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サリドマイドは、今(2)

「典子は、今」は思い出せましたが、松本典子(アイドル)の行方は思い出せません。つるです。

前回に続いて、サリドマイドがオーファンドラッグ指定を受け、がん治療薬として復活の道を歩みはじめたというニュースに関するお話を。

サリドマイドが希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)に指定されました。オーファンドラッグというのは患者数5万人未満の重篤な疾病が対象で、医療上、特にその必要性が高いか既存の医薬品と比較して著しく高い有効性又は安全性が期待できる薬に国から開発を手助けしましょうという制度で、指定されたからといってすぐに販売できるわけではありません。普通の医薬品と同じように指定→開発→申請→承認というステップを踏みます。

製薬会社を彼、厚生労働省を彼女にたとえて説明すると、指定を受けるのは、彼女に告白してOKの返事をもらったということ、開発は交際期間、申請は婚約で、承認が結婚といった感じでしょうか。
ちなみにこの制度、貧乏な彼のために、彼女から助成金という名目で開発費用がいただけます。デート代です。でも、そこで大林素子を思い出すのは厳禁です。製薬会社は「だめんず」じゃないから。あ、でも「だめんず」もいるのか。どことは言えませんが○○薬品とか○○○○ジャパンとか。

さて、オーファンドラッグに指定されたら、すぐに販売できるわけではないと書きましたが、どのくらい販売できるまでにかかるのでしょうか? 調べてみました。

今までに希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)として指定を受けて、その後承認された医薬品のデータを集めてみると、指定されてから承認されるまでに平均して2年10ヶ月ほどかかっています。最短だとHIVの治療薬で2ヶ月というのもあります。付き合い始めてからゴールインまで2ヶ月なのは何かしら大人の事情があると思いますが、大人の事情なので親しい友人や家族以外は本人たちに聞かないのが暗黙のルールです。

逆に最長だと102ヶ月…8年半もかかっているものもあります。ずるずると交際を続けていたけど、やっと定職につけたので結婚に踏み切ったという感じでしょうか。オーファンドラッグの指定を受けてから11年以上開発しつづけている根気強い薬もありますが。彼が定職についていないのかもしれません。

また、当然ながら、交際しはじめたからといって全てのカップルがゴールインするわけではなく、「私たちやっぱりダメみたい」ということでお別れということもあります。そこで、石田純一と長谷川理恵を思い出したりしてしまうと縁起が悪いので、二人が付き合っていた事実そのものを忘れるのが吉です。

話は戻って、サリドマイド。サリドマイドがオーファンドラッグとして指定を受けましたが、その製薬会社は、あの当時サリドマイドを売りつづけていた大日本製薬ではありませんでした。贖罪とか考えたりしてもいいんじゃないかなとは思うのですが、きっと、2005年10月に迎える住友製薬との合併の準備に追われて、サリドマイドどころじゃなかったんでしょう。仕方ないですね。

合併して社名を変更し新しい会社として再出発するという手法は、旧ミドリ十字でも取られています。が、ミドリ十字の場合は現在の社名「三菱ウェルファーマ」が「三菱」というだけでマイナスイメージを持たれてしまうので、その辺りはきっとささいな問題なのでしょう。過去の薬害を社史から消すことができるというのはいいのかもしれません。
あ、このあたりの話は大日本製薬が手を上げなかったという話とは全く関係ありません。

結局のところサリドマイドの開発に手を上げたのは藤本製薬という会社でした。
藤本製薬? 前回も述べたとおり、サリドマイドはどう考えても開発リスクの高い薬なので、この会社が開発に乗り出したのは何か裏があるのではないかと疑いました。疑い深いのは私の性格的なものなので、本当に失礼きわまりないです。はじめにお詫びしておきます。

最初は株主対策かとも思ったのですが、株主は「同族」なのでその線は無し。次に売名行為を考えました。私の性格が捻じ曲がっているせいで、関係者の方々には不愉快な思いをさせているのかもしれません。あらかじめお詫びしておきます。ずっとお詫びしておきます。

調査の結果、藤本製薬は1998年に「カイロック」というH2ブロッカーで特許権侵害訴訟を起こされて、当時としては最高額の30億円の支払いを命じられて(その後和解)いて、特許権に関する訴訟では必ず例として出てくるくらい、すでに十分知名度のある製薬会社であることがわかりました。
売名行為でもありませんでした。疑ってしまい申し訳ありませんでした。あ、そうそう、サリドマイドの特許は既に切れているので今回は知的財産にからむ問題が無いので安心ですね。

では、やはり金の問題なのでしょうか? まさかそんな。

現在、サリドマイドは国内で承認されていないので、治療にサリドマイドを必要とする患者さんは個人輸入によって入手しています。輸入量は年間約53万錠(2003年度)、その価格は1錠(100mg)で約1000円です。
そういえば、今、不意に思い出したのですが、以前、サリドマイドを国内で無許可製造していた事件がありました。その時には7万8000錠を380万円でとある病院に渡していました。「思い出した」と書いたわりにはやけに記憶がはっきりしていますが、ぐぐって調べたにもかかわらず、ヒットした先が明らかにヤバ目なページでリンクできないとかそういう理由ではありません。まあ、そんなことはともかく、7万8000錠で380万円ですから、単純に割り算して、1錠の価格は約49円。

これが個人輸入の価格、1錠あたり約1000円で、輸入量そのままの約53万錠を販売できるとすると、単純に計算しただけでも年間5億3000万円の販売が見込めます。いや、それはいくらなんでも暴利をむさぼりすぎですので、個人輸入の価格の半額、500円で販売することにしましょう。そうすると、年間2億6500万円。その製造原価を上の例から算出すると、約2600万円。人件費やら輸送費やらなんやらのコストがかかったとしても少なくとも年間1億円の利益は見込めるんじゃないかと思います。

ちなみにオーファンドラッグ指定のさい、藤本製薬は「国内での製造を目指す」とコメントしていましたが、先ほど書いた“サリドマイドを無許可で国内製造していた会社”は藤本製薬と同じ大阪府にあります。恐ろしい偶然です。

しかしながら、私は、たった1億円程度の利益でサリドマイドのような極めてリスクの高い薬に手を出すのは危ないと思うのです。たとえるなら大当たりが1/500の低確率でなおかつ確率変動に入らないCR機を打つようなものだと思います。そんな機種がもしあったとしても、パチンコで生計を立てている凄腕な皆さん(通称:パチプロ)だったら座りもしないでしょう。
それと同じように、藤本製薬はこんなリスクの高い薬を単純に金目当てで開発するはずはないと思うのです。

ということで、やはり…

サリドマイドの開発は藤本社長(仮名)と藤本会長(仮名)と藤本専務(仮名)が取締役会で「クスリ(薬)で国家社会に奉仕し、最大より最良たれの会社でありたい。」という創業者の哲学を守った結論なのだと思います。

黒い大人のヒトのブログ(株)は藤本製薬を応援しています。

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サリドマイドは、今

「サリドマイド、がん治療薬に」(東京新聞)

「サリドマイド」……この言葉を聞いても、若い人だとピンとこないかもしれません。

サリドマイドは「薬害」の歴史とともに語られる薬剤で、その全体像はサリドマイド被害サリドマイド事件(日本の薬害・公害)に詳しく書かれているのですが、簡単に書くと、1960年代に「安全な睡眠薬」として全世界で販売されていたサリドマイドを妊婦が服用した時に四肢の全部あるいは一部が短いなどの独特の奇形をもつ子供が産まれてきた。というものです。
映画「典子は、今」(1981)でサリドマイド児として誕生した女性の半生が描かれているので、見たことがない人はぜひ一度ご覧ください。

さて、今日取り上げたのは、とうとうサリドマイドの開発に着手する製薬会社が出てきましたよ。というニュースです。
多くの悲劇を生んだ「悪魔の薬」サリドマイドが、ハンセン病や血液のがんの一種「多発性骨髄腫(しゅ)」の治療薬として海外で承認されているのに、国内では承認申請しようという製薬会社がなく、その結果、これらの病気の患者による個人輸入(実際は患者団体による輸入代行ですが)が急増していて、問題となっていたのです。

では、なぜ、他の製薬会社が今まで承認申請しようとしなかったのでしょうか?

「希少疾病用医薬品」として指定されたことからもわかるように、患者数は多くはありません。

薬そのものの値段はおそらくそれほど高くなりません。(海外を参考にするとあまり無茶な薬価にはできないでしょう)

販売できるようになっても、利益が少ないことが予想されます。

サリドマイドは過去に重大な薬害を引き起こし、薬のイメージそのものが良くありません。もし、サリドマイド児が再び産まれてきたりすれば……。製薬会社は大きなダメージを受けるでしょう。

それを防ぐためには、患者が安全に服用するために薬の管理や医師・薬剤師(←サリドマイドのことを知らない人だっているのです)への教育に十分なコストをかけることが必要になります。

ますます利益は少なくなりますよね。

そんな「儲からない」上に「危ない」薬をなにもウチがわざわざやらなくても……。

サリドマイドを販売することによる利益(経済的・道義的)に比べて、かかるコストが大きいですし、様々なリスク要因があって、非常に厄介です。ま、及び腰になりますよね。逆にこの製薬会社がどうして手を挙げたのかが不思議といえば不思議です。私自身が「開発しようとしなかった製薬会社」の側なのでなんともコメントしづらいのですけどね。

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「夢の新薬」は誰の夢なのか

■ちょっとまとまってないので書き直すかもしれません。あしからず。

肺がんへの効果を期待され、世界に先駆けて02年に日本で承認・販売された医薬品「イレッサ」。2年半を経た20日、厚生労働省は再びその有効性・安全性について議論するため、異例の検討会を開いた。製造・販売元のアストラゼネカ社が昨年末に患者への延命効果がみられないとの臨床試験結果を公表したのがきっかけ。(毎日新聞

ということで、昨日(1/20)にイレッサの検討会が開かれております。

で、検討結果は「使用制限の必要乏しい」

ふむふむ。結論を先送りにした感じがします。

たしかに、薬の副作用で死亡した患者の遺族にとっては「死への悪魔」だということはよくわかる。だけど、イレッサは「効く人には良く効く」薬だといわれています。イレッサが有効な患者にとっては「生きる希望」だから、それを患者から取り上げるようなことになったらいけない。

じゃあ、どうすることができるのか?
副作用による被害をこれ以上広げなければいいのは当たり前といえば当たり前の結論。ここでは製薬会社が何をできるか? ってことに話を絞ります。他にもいろいろあるけど。

製薬会社は「イレッサは日本人に効くのか?」について早く調べ……って、コレ、ずっと言われてること。2007年春に結果がわかるというけど、遅くないか?
製薬会社は「どの患者には効くのか」「どの患者には副作用が出るのか」についての研究を早く進め……って、コレ、ずっと言われてること。

これは、結局のところ、製薬会社は慈善事業じゃないところに根っこがあるのかなあと思います。

たとえば……
「この患者には効かない」という結果が出ると、今までイレッサを使ってきた患者でも、これからは使わなくなるでしょ? 売上は当然減りますわな。さらにいえば、もし、「日本人で効かない」とかいうような結果が出たとすると、「イレッサ」は売れなくなる。

こんな結果が出るかもしれない研究を、売っている製薬会社が一生懸命やると思う?
製薬会社にとっては、「世間の圧力が高まるまでは「伸ばし伸ばしダラダラと」進めた方が利益が確保できる。ってことでしょう?
それでいいのかな?

ま、製薬会社だけが悪いとはいいませんよ。

厚生労働省の対応にも疑問が残ります。
イレッサを承認したのは厚生労働省。すごいスピードで承認したのは厚生労働省。それで有効性に疑問が出たのに、その調査を製薬会社任せにしたらあかんやろ。後ろ向きな結果が出そうな試験をさせるのに、積極的に協力しないとあかんのとちゃう? 国民の健康を守るのが仕事やろ?
世界に先駆けて承認した薬がこんなことになってるのに、何をモタモタと対応しとるですか。

3ヶ月後にまた検討会があるらしいので、ひきつづき注目していきます。

(追記)
厚生労働省の報道発表資料

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ようこそ場末のブログへ

ここの更新もしないまま、なんだかぼーっとしているうちに一週間以上経ってますな。いやーダンカン……じゃなかったダンコンからお越しの全国一千万人のダンカン……じゃなかったダンコンファンの皆さんこんにちは。あ、名乗るほどの者じゃないです。つるといいます(←しっかり名乗ってる)。
ちなみに炎多留に興味はありません。

で、ダンカン……じゃないダンコンとは全然関係ない話ですが、前々からこのブログをリニューアルしようしようと思っていたんですが、私はエリートサラリーマン(脳内)なので超多忙じゃないですか、それでなかなか作業が進まないんですが、私の中の人が「もうそろそろ男としてはっきりケジメつけたほうがよくね?」って囁くのできちんと作業をしようと思います。

……などと真面目に考えたりするとまったくアイデアが沸き上がってこないどころか知恵熱まで出てきたので、今日は作業を止めます。という連絡でした。誰に連絡しているのかまったくわかりませんけど。

近日中にリニューアルします。(ガチです)

これだけ書きたかっただけなんですけどね。

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市立船橋 2-2 星陵

(第83回全国高校サッカー選手権大会準決勝:国立競技場)

市立船橋得意のPK戦で勝利

第二試合は星陵-市立船橋の対戦です。今日はこの試合で、ある一人の選手を見るために来ました。

本田圭佑…高校卒業後は名古屋グランパスエイトに進むというMFです。ちなみにどのような選手なのか全く知りません(←オイ)

市立船橋が千葉にあるのが影響しているのか、さっきの試合よりも観客が多いです。一瞬、長崎代表と鹿児島代表の試合が田舎っぽくって見てられないのじゃないかという九州(出身)の人からは怒りを買いそうな考えが頭をよぎりましたが、キミらはわかってない。絶対に国見と鹿児島実の試合の方がレベルは高い。多分。まだ第二試合始まってないけど。

ウォーミングアップを見ていると、星陵の選手のほうがボール扱いが柔らかい。市立船橋はなんだか小粒な感じがしました。で、問題なのはウォーミングアップ終了時、市立船橋の選手たちは自分たちの蹴った練習ボールをちらりとも見ずに下がっていきました。ゴール付近に練習ボールを置きっぱなし。おいおいおいおい、片付けろよ。と思っていたんですが、全然気にする気配はなし。線審が市立船橋ベンチにちょこーんちょこーんとけり返していました。えーっ! そんなの許されていいの? と思っていたら、市立船橋から一人ボールを片付けに出てきましたよ。コーチらしい人が。おいおいおいおい。強豪校だからきっとちやほやされてるんだろうなあ……。
ということで、この試合は正直どちらが勝ってもよかったんですけど、星陵を応援することに決定。

さてさて、試合はキックオフ直後に星陵が細かいパスを繋いで、市立船橋のゴール前へ進み、右サイドからシュート?っぽいクロスボールをFWの選手が押し込んであっという間に星陵が先制。その後も星陵はラインを上げてコンパクトなスペースを作り、高い位置からボールを奪い、奪ったボールは東京ヴェルディを思わせるような細かなパスを繋ぎながら市立船橋のディフェンスを片方のサイドに引き寄せて、逆サイドにクロスを送る展開で星陵が優勢に試合を進めていました。ただ、最初の失点以外は市立船橋DFがしっかりと最終ラインで攻撃をはねかえしていたので得点の気配はあんまりしませんでした。
この時間帯をしのいだ市立船橋が初めて打ったシュートが決まり、同点。後半に入って市立船橋がフォワード2人を交代、そのうちの一人、白山が星陵ディフェンスの間をあっという間に抜けた。速い速い。GKと1対1になり逆転ゴール。これで市立船橋が2-1とリード。

…などという試合内容はまあいいですか。
やっぱり本田ですよ本田。若干後ろの位置取りだったのでチャンスは作っていましたが、チャンスそのものに絡んでいなかったので、チャンスの時にどういう動きをする選手なのかがわからなかったのが残念でしたが。決定的なパスを出す作業に少し集中しすぎていたんでしょう。でも、中盤を自由に動いて上手く市立船橋の守備陣を引きつけて、他の選手の負担を減らしていました。それにボールを持ったら強いしパスも上手い。いい選手だということは間違いありません。ホント、こういう選手がアルディージャに欲しいです。ください。

と、いつもだったらここまでで、試合は2-1で市立船橋が勝利しました。と書いて終わりになるところなんですが、星陵がロスタイムも残すところあとほんの数秒という試合終了直前にCKからファーサイドへ出たボールを決めて同点に。凄い粘りをみせたのでした。いやー凄かった。その瞬間にスタンドから「うぉーっ!」っていう声が沸きあがりましたもん。そして同点ゴールが生まれたその直後にホイッスル。決着はPK戦へ。ちなみにこの時も星陵の本田に市立船橋のディフェンスが引き寄せられていたのでした。やっぱりいい選手なんだよな。欲しいね(こればっかり)。

PK戦は時の運もあるのでしょうが、サドンデスになった6人目で星陵が外し、市立船橋が勝利を収めました。残念ながら(直前に決めて)応援していた星陵は敗れましたが、試合としては面白かったので大満足です。

というわけで、10日に鹿児島実業-市立船橋の組み合わせで決勝が行われることになりました。私の個人的な印象では鹿児島実のほうが実力的には勝っていると思うので、きっと鹿児島実が勝つでしょう。こんな予想を書いて外れでもしたらかっこ悪いんですが、まあいいか。

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